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女子バスケ界の超新星ケイトリン・クラーク(インディアナ・フィーバー)が、満場一致でAP通信WNBA新人王を獲得した。
大学時代から絶大な注目を集め、ドラフト1位でプロ入りを果たしたアイオワ大学出身のポイントガード。その期待は想像を絶するものだったはずだが、彼女の活躍は世間の予想さえも上回るものだったと言える。
真価が問われたデビューシーズンは、平均19.2得点、5.7リバウンド、8.4アシスト、スリーポイント成功率34.4パーセントを記録。アシストと3ポイント成功数ではルーキーにしてスタッツランキングで首位に立ち、アシスト337本はWNBAの歴代最多記録を更新。また、7月には19得点、12リバウンド、13アシストをマークし、ルーキー史上そして球団史上初めて新人にしてトリプルダブルを成功させた。さらに、プロの荒波に慣れてくると最後の14試合ではスタッツを平均23.1得点、8.9アシスト、シュート成功率43.5パーセントまで向上させ、フィーバーを2016年以来のプレーオフ進出に導いている。
このような数々の偉業を成し遂げ、初年度からオールスターにも選出されたクラークが満場一致でルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれることに異論を唱えるものはいないだろう。無論、オールルーキーチームにも名を連ねたほか、1年目にしてオールWNBAファーストチームにも選出。また、クラークはエイジャ・ウィルソン(ラスベガス・エーシズ)に贈られたシーズンMVP得票でも4位にランクインしている。
クラークは新人王受賞にともない、喜びのコメントを残している。
「AP通信WNBA新人王に選出されたことをとても光栄に思います。この名誉は素晴らしいチームメートとコーチ陣のおかげです。ポストシーズンにもエキサイティングだったレギュラーシーズンの勢いを持ち込めることを楽しみにしています」
Caitlin Clark…
🏆 AP All-WNBA First Team
🏆 AP Rookie of the Year (unanimous)
🏆 AP All-Rookie Teamis her. pic.twitter.com/O5beRNtLlx
— Indiana Fever (@IndianaFever) September 22, 2024
その他にもリーグ史上初のWNBAイースタンカンファレンス月間最優秀選手と月間最優秀新人選手のダブル受賞、オールスターゲーム投票でWNBA史上最多の70万735票の獲得、最多得点、アシスト、3ポイント成功数の3部門におけるルーキー最多記録の樹立、WNBAポイントガードのシーズン史上最多得点、ルーキー史上最多の2桁得点試合数など、打ち立てたレコードを挙げれば枚挙にいとまがない。
果たして、センセーショナルな1年はどこまで続くのだろうか。難敵が待ち構えるプレーオフでもプレーにも期待がかかる。
文=Meiji