2022.09.11

アメリカップでアルゼンチンが前回王者アメリカを撃破…3大会連続のファイナルへ

前回王者のアメリカを下し決勝進出を果たしたアルゼンチン代表[写真]=fiba.com
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 9月11日(現地時間10日)、「FIBAアメリカップ2022」の準決勝が開催され、アルゼンチン代表は前回王者のアメリカ代表と対戦した。

 立ち上がりは静かな両チーム。アルゼンチンはファクンド・カンパッソ(デンバー・ナゲッツ)がアシストやスティールで魅せ、第1クォーターを20-17と3点リードで終えた。第2クォーターも互角の戦いが続くと、アメリカのラストプレーをカンパッソがスティールで阻み、40-33と7点をリードして試合を折り返す。

 第3クォーターは18-19とほぼ点差は動かず、58-52で突入した最終クォーターでアルゼンチンはフォワードのガブリエル・デック(オクラホマシティ・サンダー)が躍動。タフショットを沈めればリバウンドやアシストでも数字を重ね、残り1分には速攻を決めて78-70と試合を優勢に。そのままリードを守り切り、82-73でアルゼンチンが決勝進出を果たした。

 勝利したアルゼンチンは、デックが30得点7リバウンドの活躍でチームをけん引。カンパッソも10得点7リバウンドと司令塔の役割を全うし、前回大会の決勝でアメリカに敗れた雪辱を晴らした。

 試合後、アルゼンチンはパブロ・プリジオーニヘッドコーチ(現ミネソタ・ティンバーウルブズアシスタントコーチ)が「素晴らしいディフェンスを披露できた」とコメント。「チーム全員を誇りに思う。自分たちが望む舞台までたどり着くことができたのだから、あとは決勝で仕事を遂行できるかどうかだ」とファイナルへの意気込みを語っている。

 2015年、2017年と2大会連続で決勝まで進むものの、どちらも準優勝とあと一歩が届かなかったアルゼンチン。2011年大会以来の王冠を手にすべく、現地11日にブラジル代表とのファイナルに臨む。

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