2022.10.07

レブロンからの称賛に「光栄だね」と語るも、さらに上を目指すウェンバンヤマ

ウェンバンヤマ(左)がイグナイトとの第2戦でも大暴れ[写真]=Getty Images
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 10月7日(現地時間6日、日付は以下同)。ネバダ州ヘンダーソンにあるドラー・ローン・センターで、フランスのメトロポリタンズ92がGリーグ・イグナイトに112-106で勝利した。

 5日の一戦では115-122で敗れたとはいえ、来年のNBAドラフト全体1位指名候補と評されているビクター・ウェンバンヤマ(メトロポリタンズ92)は、その試合で11投中7本の3ポイント成功を含む計37得点を奪い、7日の試合でも36得点に11リバウンド4アシスト4ブロックの大活躍でGリーグチーム撃破の殊勲者に。

 6日にフェニックス・サンズとのプレシーズンゲームを終えたレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)は、224センチのウェンバンヤマについて「誰もがこの2年間でユニコーン(稀有な才能を持つ選手)になっているが、彼はもっと異質のような存在だ。俺もあんな選手は見たことがない」と口にし、さらにこのように称賛していた。

「…彼はフロアでボールを扱えるし、ポストから出てステップバックジャンパーやステップバックスリー、キャッチ&シュート、ブロックショットができる能力がある。一世一代の才能なのは確かだ」。

 この2試合で一気に知名度が上昇し、ますます注目を浴びることとなったウェンバンヤマは「もちろん、あんなすごい人たちが僕について話してくれるなんて光栄だね」と謙そんするも、「でも僕がやっていくことが変わることはない。僕はフォーカスし続けるよ。それは…自分がまだやっていないことに対してさ」と自身へさらなる成長を課していた。

 224センチの高さに加え、ガードのようなスキルを兼備するウェンバンヤマ。2メートル超えのビッグマンたちと比べると、ポストにおけるスキルはまだ備わっていないという意見もあるが、ペリメーターでプレー可能な能力があることは魅力的。

 近い将来、この男がどんな選手へ進化を遂げていくのかは、ファンやメディアだけでなく、コートでプレーする選手たちも注目していると言えるだろう。

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