2022.10.06

来年のNBAドラフトトップ2指名候補、ウェンバンヤマとヘンダーソンがコートで競演

ウェンバンヤマ(左)とヘンダーソン(右)[写真]=Getty Images
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 10月5日(現地時間4日、日付は以下同)。NBAではプレシーズンゲームが始まった期間とはいえ、フェニックス・サンズのクリス・ポールデビン・ブッカー、先日FIBAワールドカップでアメリカ代表として金メダルを獲得したエイジャ・ウィルソン、チェルシー・グレイといったスター選手たちはネバダ州ヘンダーソンにいた。

 この日彼らがドラー・ローン・センターで見たもの、それはフランスのメトロポリタンズ92とGリーグ・イグナイトによる一戦だった。前者には224センチのビクター・ウェンバンヤマ、後者には188センチのスクート・ヘンダーソンというスター選手がおり、彼らは2023年のNBAドラフトトップ2指名候補という注目株だからである。

 ウェンバンヤマは体の線の細さがあるとはいえ、ボールプッシュやドライブからのフィニッシュ、プルアップで3ポイントを沈める能力があり、この試合では37得点4リバウンド5ブロックの大暴れ。

 一方のヘンダーソンも屈強な肉体を駆使してアタックを繰り返し、28得点4リバウンド9アシストの大活躍を見せ、試合は122-115でイグナイトが勝利。

「バスケットボールをしていただけ」と試合後に語ったヘンダーソンは、来年のドラフト上位指名候補との対決を意識していなかったと明かし、イグナイトは一時大量リードを奪っていた。

 それでも、ウェンバンヤマが「ゲームを支配しようとしただけ。僕らは(21点差で)負けていたから、ステップアップすることが求められていたんだ」と振り返ったように、そこから挽回してみせた。

 両チームによるエキシビジョンゲームは、7日にも行なわれる。両選手が次戦でもどんなパフォーマンスを見せてくれるかは必見だ。

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