2025.08.27

ユーロバスケットでセルビア戦に臨むラトビアのポルジンギス「ヨキッチは世界最高の選手」

2022年当時のポルジンギス[写真]=Getty Images
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 今夏のトレードで、ボストン・セルティックスからアトランタ・ホークスへ移籍したクリスタプス・ポルジンギスは、2017年大会以来、自身2度目のユーロバスケットへ臨む。

 8月27日から9月14日にかけて開催される「FIBAユーロバスケット2025」で、ポルジンギスはラトビア代表でプレーする。ラトビアの首都リガは、グループフェーズに加え、決勝トーナメントの会場にもなっているため、今大会はホーム開催と言っていい。

 25日に更新された最新版のパワーランキング第4弾で、ラトビアは7位の好位置にいる。もっとも、グループAには優勝候補筆頭のセルビア代表(1位)、6位のトルコ代表、14位のエストニア代表、16位のポルトガル代表、23位のチェコ代表がおり、5チームと戦って4位以内に入らなければグループフェーズ敗退になってしまう。

 なかでも、ラトビアは28日の初戦でアルペレン・シェングン(ヒューストン・ロケッツ)擁するトルコ、31日にはニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)率いるセルビアとの対戦が控えており、NBAでも有数のビッグマンたちと対峙することとなる。

 26日のメディア対応で、ポルジンギスは今大会のベストプレーヤーとも言えるヨキッチについてこう話していた。

「ヨキッチか…。あの男はおそらく世界最高の選手だ。僕の意見だけどね。僕たちにとっては厳しい試練になるだろうね。まずトルコ、エストニアと対戦して、その後にセルビア戦だ。(準備する)時間は少ししかない。だからまだセルビア戦に向けてフォーカスしていないけど、多忙になるだろうね」

 ラトビアは初戦でシェングンが名を連ねるトルコ戦が組まれている。キャリア4年目の昨シーズン、オールスター入りを飾った23歳のシェングンも、ポルジンギスとラトビアにとって厄介な選手なのは間違いない。

「彼はビーストなんだ。素晴らしい選手で、毎年成長している。彼のパス能力とオフェンス面の才能に対応するだけで、僕らは手一杯になるだろう。チームとしての努力が必要になってくる」

 ユーロバスケットはグループフェーズで対戦したとしても、決勝トーナメントを勝ち上がっていけば再戦する可能性がある。とはいえ、まずは上位でグループフェーズを終えるべく、各チームは必勝態勢で本大会へ臨むだけに、NBAで活躍するビッグマンたちのマッチアップは必見だ。

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