2025.08.19
現地時間8月17日。セルビア代表は、ドイツ代表との「FIBAユーロバスケット2025」前哨戦を91-81で制し、大会本戦に向けた強化試合を6戦全勝とした。
今大会の優勝候補にも挙がるセルビアでは、ニコラ・ヨビッチ(マイアミ・ヒート)が22得点、ボグダン・ボグダノビッチ(ロサンゼルス・クリッパーズ)が11得点4リバウンド4アシストをマーク。
大黒柱のニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)は25分14秒コートに立って7得点8リバウンド7アシストで勝利に貢献。試合前には軽快な動きでリバースダンクを炸裂させるなど良好なコンディションを維持している。
また、この試合では20歳の若手ガード、ニコラ・トピッチ(オクラホマシティ・サンダー)が交代でベンチへ下がった際、ベンチにいたチームメートたちとハイファイブしなかったことを好まず、彼をチームメートたち全員とハイタッチするように立ち上がらせるなど、リーダーシップも発揮していた。
この試合、ドイツ代表で先発出場して12得点5アシスト2スティールを残したデニス・シュルーダー(サクラメント・キングス)は、日本時間16日に『Magenta Sport』へ公開されたインタビューの中で「彼は家族や馬と過ごす時間を楽しんでいる。自分にとって大切なことのために生きている」とヨキッチを評し、こうも口にしていた。
「彼はバスケットボールのレコードブックに残りたくなくて、素晴らしい父親として記憶されたいと言っている。だけど、彼は世界最高の選手なんだ。スタッツもそうだし、過去3、4、5年間にリーグでこなしていることが証明している。それだけ支配しているのさ」
今年のユーロバスケットには、シュルーダーのほかにもギリシャ代表のヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、スロベニア代表のルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)といったNBAを代表するスーパースターたちが参戦予定。
それでも、セルビア代表の万能型ビッグマンは直近5シーズンでMVPに3度も輝き、2023年にはナゲッツを球団初優勝へ導いてファイナルMVPに選出。昨シーズンは平均トリプルダブル(29.6得点12.7リバウンド10.2アシスト)に1.8スティールと、超人的なスタッツを残した。
NBAキャリア10年目を終えた30歳のビッグマンは、今年のユーロバスケットでもセルビアのけん引役となってコート内外で活躍することだろう。
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