2021.08.01
7月30日、女子バスケットボールの予選ラウンドが行われ、日本代表はアメリカ代表と対戦。第1クォーターで30−28とリードを奪った日本代表だったが、第2クォーターで逆転を許すとその後はリードを奪えなかった。それでもアメリカ代表に対して何度も1ケタ点差まで追いつき場面もあり、決して一方的な敗戦ではなかった。
試合後、メディア対応を行った日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチのコメントが日本バスケットボール協会のサイトに掲載されている。
ホーバスHCは試合を振り返り、「第1クォーターの出だしはあまり良くありませんでしたが、特にアメリカのペースでプレーにされることを警戒していました。ディフェンスで対抗し、アメリカを相手に17本のターンオーバーを与えましたが、イージーショットなど日本のオフェンスがうまくいかなかったです」とコメント。
それでも「ディフェンスでは手応えを感じる部分もあり、この試合を通じて学ぶことも多かったです。決勝トーナメントに進み、金メダルを争う試合でまたアメリカと対戦することを願っています。リオデジャネイロオリンピック以降、強化してきたことに対し、自信を持ってプレーできていました。自分たちのスタイルを貫くことができれば、アメリカを相手にも勝つことができると信じています。今日は勝てませんでしたが、次も勝てないというわけではありませんし、チャレンジしていくだけです」と手応えを口にした。
メディアとのやり取りのなかで、日本代表の生命線である3ポイントシュートに付いて質問が及んだ。この試合での成功率が26パーセントと満足できるものではなかったからだ。
「もし、もう一度アメリカと対戦(して勝つと)すれば、40パーセント以上入らなければ厳しいです。今日の試合でも40〜50パーセント近くの成功率が必要でした。オフェンスでは、セットプレーからノーマークで打てていた場面も結構ありましたので、あとは決めるだけです」と冷静にデータを振り返るとともに、自信をのぞかせた。
またでホーバスHCは試合の中でどの選手が当たっているかを探りながらを采配を振るっているようだ。
「今日の試合では、シュートが好調な選手をずっと探していました。長岡(萌映子/トヨタ自動車アンテロープス)選手のシュートがあまり当たっていなかったので、オコエ(桃仁花/富士通レッドウェーブ)選手に代えたら良く決めてくれました。宮澤(夕貴/富士通)選手も3本決めましたが、もっと高い成功率を求めています。今日は林(咲希/ENEOS)選手も三好(南穂/トヨタ自動車)選手もあまりよくなかったので、シューター陣の確率が上がらなければ勝つためには厳しくなります」と、シューター陣の奮起を期待した。
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