2021.08.02
7月30日、女子バスケットボールの予選ラウンドが行われ、日本代表は86−69でアメリカ代表に敗れた。
6大会連続で金メダルを獲得しているアメリカに対し、一時はリードを奪って善戦した日本だったが、最後は17点差での敗戦となった。キャプテンの髙田真希(デンソーアイリス)は、32分55秒の出場でチーム最多の15得点をマーク。フィールドゴールは8本中6本成功と、高確率で得点を挙げ、日本をけん引した。
髙田の試合後のコメントを日本バスケットボール協会(JBA)が掲載している。
「アメリカは身長も技術も高いですが、それ以上に勝利に対する執着心やリングにアタックする気持ちの強さをすごく感じました。高さがない自分たちに対してウィークポイントを突いてくるなど、バスケIQの高さも感じました」と女王アメリカの強さを振り返った。
また、日本の積極的なディフェンスが、アメリカに対しても通用したことについては「アグレッシブなディフェンスはどのチームが相手でも変わらないですし、そこが自分たちの持ち味です。第1クォーターに逆転できたのも、そのディフェンスからミスを誘って、オフェンスでは自分たちのペースに持って行けたのが良かったです」と一定の手応えを感じているようだ。
それでも「アメリカもアジャストをしてきて、なかなか前に出づらくなってしまった部分がありました。その時にこそ、臆することなく前に出て、40分間ディフェンスでプレッシャーをかけ続けなければ、やっぱり勝てないと今日の試合を通じて肌で感じました」と敗因を語り、悲願の金メダルにはやはりディフェンスが生命線となるようだ。
「すごくアグレッシブで、身体能力も高く、リズムに乗せてしまうと、気持ち的にも勢いに乗るチーム」と評価するナイジェリアが次戦の相手となる。最後に髙田は、1勝1敗で迎える予選リーグ最終戦への意気込みを力強く語った。
「ディフェンスからアグレッシブに仕掛けて、ブレイクを出す日本のスタイルは変わらないですし、そこを徹底していかなければ、どこのチームにも勝てないと思っています。出だしで相手のペースに持って行かれてしまうと、そのまま勢いに乗っていかれてしまうので、いかにチームディフェンスを徹底できるかが大事になります。そのためにも、まずは出だしから集中して入らなければなりません」
決勝トーナメント進出へ向けて負けられない一戦でも、やるべきことは変わらない。ナイジェリア戦も日本のアグレッシブなディフェンスに注目だ。
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