【三遠vs千葉】東地区首位に挑む三遠…かつての戦友のためにも勝利を！

大橋裕之

フリーライター

■三遠ネオフェニックス vs 千葉ジェッツ（＠豊橋市総合体育館）
第1戦：12月11日17時5分第2戦：12月12日14時5分

　西地区10位の三遠ネオフェニックスが、ホームで東地区首位の千葉ジェッツを迎え撃つ。昨シーズン所属したステヴァン・イェロヴァツが他界したという訃報があり、今節はかつての戦友のためにも負けられない一戦だ。

　三遠は現在8連敗中。前節のシーホース三河戦では、ディフェンスが機能せず大量失点を喫した。外国籍選手がジャスティン・ノックスのみの状況で、インサイドで踏ん張り切れずミスも響いた。だが、そんな苦しい状況でも、Bリーグオールスターへ初選出された山内盛久が第1戦で今シーズン初先発を果たし、8アシスト。第2戦では松脇圭志が16得点、太田敦也が10リバウンドをするなど奮闘も見られた。

　一方、千葉は前節、茨城ロボッツ戦に勝って連勝を「4」に伸ばした。ジョン・ムーニーが両日ともにリバウンドで圧倒。第2戦はシーズンハイの27得点でチームをけん引し、チームも6人が2ケタ得点を挙げた。Bリーグオールスターへ初出場が決まった原修太も第2戦で10得点に加え、今シーズン好調のアシストは5本を披露した。ただ、茨城の粘り強い戦いに手を焼き、第2戦は103失点。ターンオーバーから25点を献上する危うさもあった。

　三遠は今節、他界したイェロヴァツのためにも勝利を収めたいところ。まずは、球際の攻防でムーニーやジョシュ・ダンカンに競り負けないことが肝心だ。さらに好守が光る松脇が司令塔・富樫勇樹を苦しめることができるか。

文＝大橋裕之

■ロスター
・三遠（HC：ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ）
サーディ・ラベナ
 ロバート・カーター
 太田敦也
 杉浦佑成
 岡田慎吾
 ジャスティン・ノックス
 松脇圭志
 エリアス・ハリス
 田渡凌
 津山尚大
 津屋一球
 山内盛久