2016.12.01

勝敗のカギは川崎スパングラーと北海道ソープの好調同士のマッチアップ

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 絶好調の千葉ジェッツを止めることができず、前節のレバンガ北海道は連敗。折茂武彦のトップリーグ通算9000得点という国産選手としては初の快挙を勝利で祝うことができなかった。オールジャパン出場権も逃し、大学時代から連続20回出場登録されていた折茂の記録は事実上ストップが決定。良くも悪くも節目を迎えたタイミングで、他地区との交流戦に突入する。

 ホームの川崎ブレイブサンダースは、ライアン・スパングラーの貢献度がさらに上昇している。前節1戦目は16得点に加えて21リバウンドとゴール下を支配。翌日は得点こそ3に終わったものの、リバウンドは10をマーク。故障中のジュフ磨々道の穴を埋めるにとどまらず、ニック・ファジーカスに次ぐチームの核になろうとしている。

 北海道としては、スパングラーとのマッチアップが予想されるジャマール・ソープに期待したいところだ。来日してまだ日が浅いが、5試合すべて2ケタ得点と数字を残しており、コンディションは万全。ファジーカスを抑えこむのが難しい現状では、スパングラーにターゲットを絞るのが北海道としては得策と思われる。ソープの働きが勝敗を左右することになるだろう。

文=吉川哲彦

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