2017.02.01
今シーズンから渋谷区をホームタウンとするサンロッカーズ渋谷。地域密着を謳うクラブが渋谷に根づくため、渋谷区にあるバスケットボールにちなんだお店をこの2人が訪れました。来てみたかったショップと、プライベートでも訪れたことがあるカフェ。街路樹が色づく渋谷の街を、伊藤駿とベンドラメ礼生が散策しました。
取材=出口夏奈子
写真=兼子愼一郎
最初に訪れたのは、9月にオープンしたばかりのオシャレスポット『TOKYO 23』。バスケットボール好きなら誰もが憧れるジョーダンブランドを中心としたセレクトショップで、「ここ、すごく来てみたかったんです!」とベンドラメ。朝にも関わらずちょっとだけテンション高めです。さっそく今日のファッションのポイントは? 「え~、特にないですよ~。強いて言うなら、いつでもすぐにバスケができるような楽な格好ですかね(笑)」とのこと。一方、ちょっと低めのダンディーボイスがセクシーな伊藤は、「着やすさを重視したラフなファッションが好き」と言いつつ、ミリタリーデザインのジャケットで幼くなり過ぎないようにまとめた着こなしはさすがです。
●TOKYO 23
住所:東京都渋谷区神宮前4-28-18
電話番号:03-6804-2635
営業時間:11:00-20:00
定休日:なし
気の向くままに自由に見て回っているのはベンドラメ。「ジョーダンブランドがそろっているので、来てみたかったんですよね」。そんな中、気になったのはグレーのハット。実際に被ってみると……。
伊藤はTOKYO 23オリジナルのTシャツを当ててみたり、シューズのケア用品を真剣に見つめてみたり、なかなか悩ましい様子。
今度は上着を脱いで、ジャケットを試着するベンドラメ。「これってジャストサイズで着るものですか?」
「やっぱりパーカーがいいなあ」と大好きなパーカーに的を絞った伊藤。うれし過ぎて顔がにやけています。「色は何色がいいかなあ~」
「よし、決めた! グレーにする。自分が今持っているパンツの色に合わせると、グレーの方が合わせやすいかなと思って。すでに4、5着は持っているけど、それにこれからの季節にヘビロテできるでしょ」と、伊藤はTOKYO 23オリジナルパーカーを購入決定!
「え? もう決めたの?」とベンドラメ。「シューズもいいなあ。でも、せっかくTOKYO 23に来たんだからオリジナルTシャツにします! デザインもジョーダンっぽいし、でっかく『23』って描いていますけど、派手過ぎずカッコいいです。白と黒、どっちがいいですか?」と悩んだあげく、黒を購入。
首にショッピングバックを掛けて、なぜか真顔でパシャリ。
お店の方のご厚意で、オリジナルニット帽とリストバンドを2人にプレゼントしていただきました。
さて、満足のいくお買い物ができてルンルン♪気分の2人が次にやってきたのは、TOKYO 23から徒歩約10分のところにある『coast 2 coast』。バスケットボールカフェというだけあって、店内はバスケ一色。テレビモニターにはNBAの試合が流れ、壁にはバスケ好きのバイブルとも言える『スラムダンク』の作者、井上雄彦先生のイラストもあります。まさにバスケ好きにはたまらない空間です。
●coast 2 coast
住所:東京都渋谷区神宮前5-12-12 J-WingRight.B1
電話番号:03-6427-2268
営業時間:平日~土曜 LUNCH12:00-17:000/DINNER17:00-24:00
日曜 LUNCH12:00-17:00/DINNER17:00-23:00
祝日 LUNCH12:00-18:00
定休日:不定休
「何にしようかな~」なんて悩む必要もなく、「ボリュームもあっておいしい!」(伊藤)『名物 B.I.G.ホットドック』を注文。さらに「カレーも食べたい」(伊藤)と『C2C オリジナルナスとトマトのひき肉カレー』を追加注文しました。
いっただきまーーーす!
ここでちょっと質問タイム。体が資本のアスリートですから、何か気をつけていることはあるのでしょうか? 「なるべく野菜を取るようにしますね。1日、どのタイミングでも食べないと気持ち悪いというか、そんな感じです」とお手本のような伊藤に対して、「僕はもうたくさん食べることです!」と自由なベンドラメ。「本当は細かいところも気にしないといけないんですよね(苦笑)」。とはいえ、そこはアスリートだっていち人間。「基本的には食べたいものを食べますよ。それこそお菓子も食べますしね」と伊藤。
「逆に僕は全然お菓子食べないんですよ。お菓子は好きなんですけど、食べるタイミングがないんです。逆にいつ食べるんですか?」とベンドラメ。「家で夜10時ぐらいに(笑)。夕飯食べてゆったりしている時間に、お腹はいっぱいなんですけど、食べたくなったら食べますね(笑)。もう衝動に駆られたら抑えられないんです」。この伊藤のコメントに対して、ベンドラメは「僕は夜10時頃にお腹が減ったら、納豆ご飯を食べますね」とのこと。寝る前ですが、2人とも食には自由のようです。
相当な分量をペロリを平らげた後に、今後はデザートの『フライドオレオ』を注文。「これ、おいしいんですよね」とアツアツのフライドオレオに冷たいバニラアイスを乗せていただきます。
そもそも2人がバスケを始めたきっかけは? 「兄がいて、兄がミニバスをやっていて、それに付いていって『楽しそうだな~』と。最初はサッカーをやろうと思っていたんですけど、親に『どっちかにしなさい』と言われて……。サッカーに傾きかけていた時に『サッカーは服が汚れるよ』って言われて。それでバスケを始めました。たぶん親としては、バスケをやらせたかったんでしょうね」と伊藤。一方のベンドラメは「学童保育に通っていた小学3年生の時にボウリング大会があったんです。その時にたまたま同じレーンの人がバスケをやっていて、その友達のお母さんから誘ってもらったんです。実はあんまりやりたくはなかったんで、1週間で辞めるつもりだったんですけど、気がついたらここまできていました(笑)。今でも地元に帰った時にその友達のお母さんに会うと、『今のあなたがいるのは私のおかげよ』って言われます」
最後に、みんなが待ちに待ったBリーグの開幕に伴い、バスケットボールに詳しくないファン層も増えたはず。改めてそんなファンの皆さんにバスケの楽しさ、サンロッカーズ渋谷の魅力を語っていただきました。
伊藤「他のスポーツに比べて客席からコートが近いので、臨場感もあるし、スピード感も味わえるのが魅力かな。2メートル近い選手たちがスピードに乗って走るので、迫力がすごく感じられるかなと思います」
ベンドラメ「演出がすごく派手なので、バスケを知らない人でも楽しむことができると思います。それにシュートとか3ポイントシュートとかは見ていて単純に楽しいと思います。他のスポーツと比べてもたくさんシュートが決まりますしね。試合展開も早いので、一緒にすごく盛りあがれますよ」
ベンドラメ礼生(べんどらめ・れお)/サンロッカーズ渋谷 背番号9
1993年11月14日、福岡県
183㎝/79㎏
全国でも有数の強豪校、宮崎県の延岡学園高校時代には3冠(インターハイ、国体、ウインターカップ)の偉業を達成。卒業後は東海大学に進学し、1年時から即戦力として活躍。数々のタイトルを手にして、今年SR渋谷に加入した。
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