2016.12.17

新潟自慢の強力なインサイドに、秋田のスティーブンス、モリソンが対抗

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 プロチームの先駆けである新潟アルビレックスBBにとって、今節対戦する秋田ノーザンハピネッツもライバルチームの1つと言っていい。秋田はチーム結成以降、現ヘッドコーチの長谷川誠を筆頭に新潟から何人もの選手を獲得してきた経緯がある。bjリーグプレーオフでも、ファイナルズ進出を賭けて2度激突。さらに、新潟の庄司和広HCは両チームで現役時代の長谷川HCとチームメートだった。何かと因縁のある顔合わせなのだ。

 前節の秋田は、スコット・モリソン白濱僚祐の欠場が響き、川崎ブレイブサンダースに連敗。しかし、このところインパクトを欠いていたディショーン・スティーブンスがモリソン不在で奮起したのは好材料だ。

 対する新潟も、連勝はしたものの、連敗中の仙台89ERSの粘りに苦しんだ。2戦目を1点差で勝ちきったのは、やはり最近得点が伸び悩んでいたクリント・チャップマンの33得点が大きな要因だ。

 新潟自慢の強力なインサイドに対し、秋田はスティーブンスが前節のような働きを見せることができるかがポイントになるだろう。モリソンのコンディションが戻れば、ゴール下で激しい主導権争いが繰り広げられそうだ。

文=吉川哲彦

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