2017.09.29

【レポート】京都ハンナリーズと契約締結のヒュンメルがチーム練習を訪れる

永吉とダブのマッチアップ [写真提供]=hummel
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hummelヒュンメル)」は7月1日、京都ハンナリーズと2年間のオフィシャルユニフォームサプライヤー契約を締結したことを発表。日本バスケットボール界参入を果たしたスポーツブランドが、Bリーグ2017-18シーズンに臨むチームの練習場を訪問。シェブロンラインがデザインされたユニフォームを新たに着用するハンナリーズに、今季へ懸ける意気込みをうかがった。

チャンピオンシップを目指す
 Bリーグ初年度となる昨シーズン、25勝35敗の5位でシーズンを終えた京都。今シーズンは新加入選手が7名とチームの若返りを図り、日本代表の永吉佑也(元川崎ブレイブサンダース)、昨シーズン得点ランク3位のジュリアン・マブンガ(元滋賀レイクスターズ)、また、208センチ138キロとリーグで最も大きなジョシュア・スミス(元リオグランデバレー・バイパーズ)らが加わった。

 チームを率いて7シーズン目となる浜口炎ヘッドコーチは、「昨シーズンは終盤まで団子状態で、2位の可能性もありました。その中で勝ちきれなかった。今シーズンは確実に2位以内になり、まずはBリーグチャンピオンシップを目指します」と目標を語る。

 長くHCを務めていることで、チームのカルチャーが根づく良さを実感しているという。「プロチームなので、選手の入れ替わりも激しいですが、ベースは積み重ねることができていると思います。昨シーズンもプレーしたマーカス(ダブ)岡田(優介)内海(慎吾)とチームのコアになる選手がおり、彼らがいい部分を伝えてくれています」

2011年から京都を率いる浜口HC [写真提供]=hummel

チームが連動するバスケット
 浜口HCが目指すバスケットは、『プレーディフェンス、プレーハード、プレートゥギャザー』に集約されるという。「ハンナリーズは、1試合に1人で30~40点取るとか、ブロックショットを連発するような、ずば抜けた選手がいるチームではないので、チーム全員でひとつのリングを守って、ひとつのゴールにアタックする、チームとして戦うアグレッシブさが特徴です。ボールを常に動かして、チームの連動を高め、チームとして戦うプレーを感じてもらえたらと思います」と、チームの方向性を語った。

 今シーズン、キャプテンを務めるのは、京都4シーズン目となる内海。「今シーズンは、新加入選手や若い選手も多いので、彼らがもっと前に出ていけるようにしたいと思います。チームの完成度はまだまだですが、個々の能力は高く、練習の中でも想像を超えてくるプレーが出ています。シーズンに入って、完成度を高め、そこに若い選手が勢いをもたらしてくれたら、その先にいけるんじゃないかな、と感じています」と手応えを語った。

飛躍を狙う京都 [写真提供]=hummel

開幕戦はビッグマン対決
 今シーズン注目を集めるのは、昨シーズン準優勝を飾った川崎から移籍した永吉。198センチ115キロのビッグマンだ。「川崎には得点を取る選手がいっぱいいたので、いかに彼らにシュートを打たせるかを考えてプレーしていましたが、京都では、より自由にできるというか、自分のプレーの幅が求められていると思います」と話す。

 開幕戦の相手は中地区の三遠ネオフェニックス。昨シーズン中地区2位でチャンピオンシップにも出場。その主力選手は今シーズンもプレーし、プレシーズンマッチを見てもチームの総合力は高い。永吉は、「三遠は優秀なビッグマンが揃っているチーム。京都には今年、Bリーグで一番大きいジョシュアやマーカスもいますが、ベーシックに求められるリング下でのフィジカルの強さを発揮し、その必要性も含めてチームに還元しつつ、オフェンス面でも貢献したいですね」と口にした。

永吉とスミスはともにインサイドを担う [写真提供]=hummel

 キャプテンの内海は、「開幕戦はどのチームも完成度はまだまだ。システムよりも、どちらに勢いがあるかです。だから、僕たちは勝ちたい気持ちを前面に、ホームのブースターに勝利を届けます」と力強く語った。

 本拠地のハンナリーズアリーナで行われる開幕戦は、9月30日の18時5分にティップオフだ。

提供=hummel

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