2017.10.07
9月30日にBリーグ2017-18シーズンの開幕節が各地で行われ、ハンナリーズアリーナで京都ハンナリーズと三遠ネオフェニックスが対戦。京都はアグレッシブなディフェンスで三遠を攻めたてると、試合開始5分過ぎにはBリーグで最も体格の大きなジョシュア・スミスがコートに入り、ゴール下での存在感を発揮。23-13で最初の10分を終えると、全てのクォーターでリードを奪い、80-62で勝利した。
浜口炎ヘッドコーチは試合後、「チームとしてプレーできた」と話し、ルーキーイヤーである伊藤達哉をスターティングで起用したことについて、「彼がステップアップしていくことがチームには必要。反省材料はあるが、アグレッシブなディフェンスで貢献してくれた」と語った。伊藤は、「最初は緊張したが、ベンチに一度戻って落ち着いた。それからは、自分らしく、気持ちよくプレーができた」と話した。
昨シーズンまで京都でプレーした三遠の川嶋勇人は、「古巣ということで気合が入ったが、結果は伴わず悔しい気持ち」だと語り、「岡田(優介)と内海(慎吾)の両ウイングが外から、また(ジュリアン)マブンガというなんでもできる選手が機能し、捨てるところでもやられた。作戦負けかな」と話した。
昨シーズン、滋賀レイクスターズで得点ランキング3位だったマブンガは、この日シュートだけでなく、効果的なパスをさばき続けた。「京都では、チームでボールをシェアし、みんなが点をとれる。プレーハード、プレートゥギャザーという、チームで大事にしていることをうまくコートで表現できたと思う」と話した。
昨シーズン準優勝だった川崎ブレイブサンダースから移籍した永吉佑也は、「代表の活動でお世話になっている先輩の太田(敦也)選手とマッチアップし、燃えるものがありました。ディフェンスでは体を張れましたが、ポストで2本やられたのが残念です。今日のビデオを見て次につなげたい」と課題にチャレンジしていく姿勢を見せてくれた。
久々に京都に復帰した片岡大晴(元仙台89ERS)は、「チームにエナジーを与えられる選手になりたい」と若手に姿勢で示したいと話した。新メンバーが上手く作用し、キャプテンの内海慎吾も「新加入選手や若手選手を見てもらいたいと思っていましたが、彼らが躍動していい試合になり、新生ハンナリーズをお見せすることができた」と語った。
開幕2連勝を目指す京都は、10月1日も三遠と対戦。ハンナリーズアリーナで14時5分から行われる。
提供=hummel
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