2017.10.14

3連敗中の両者は課題が明白、ベンドラメ礼生と船生誠也がキーマンに

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 開幕戦で勝利を挙げた後、サンロッカーズ渋谷は現在3連敗中。前節の三遠ネオフェニックス戦も2戦ともロースコアの敗戦で、特に2戦目は54得点しか挙げられなかった。ここまで4試合の平均失点は64点弱と立派な数字だが、平均得点はそれを下回っており、オフェンス面で苦しんでいる。ただ、ベンドラメ礼生には局面を打開しようという姿勢が見られ、チームの中心選手として自覚が増しているように見受けられる。

 名古屋ダイヤモンドドルフィンズもSR渋谷と同様に3連敗中だ。ホームでの琉球ゴールデンキングス戦は2戦とも相手のオフェンスを止めることができず、失点がかさんだ。こちらは過去4試合の平均得点が80点とオフェンス面は悪くないだけに、ディフェンスを改善しなければならない。オフェンス面を向上させたいSR渋谷にとってはこの名古屋D戦はチャンスだが、名古屋Dにとってもオフェンスの課題を抱えるSR渋谷戦はディフェンスを立て直すチャンス。

 試合展開がどちらに転ぶか、そのキーマンになるのはSR渋谷ではベンドラメ、名古屋Dではディフェンスが売りの船生誠也だ。勝利への意欲をより明確にプレーで表現できた方が、チームを勝利へ導くに違いない。

文=吉川哲彦

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