2018.02.03

西地区の1位と2位が激突、京都ハンナリーズは勝利をもぎ取り勢いを加速させたいところ

 琉球ゴールデンキングスが6連勝で“貯金”を「18」まで伸ばした。西宮ストークスと戦った前節は、2戦とも前半に奪った大量リードを守っての勝利。内外のバランスの良いオフェンスが光り、古川孝敏ハッサン・マーティンが2戦連続で2ケタ得点を挙げている。ただ、2戦目の第4クォーターに喫した26失点は、ディフェンスを重視するチームとしては反省材料だろう。というのも、現在7勝差がついているとはいえ、2位の京都ハンナリーズが不気味な存在だからだ。

 前節のサンロッカーズ渋谷戦も連勝。1戦目は第1クォーターで12点ビハインドを背負いながらも、ジョシュア・スミスジュリアン・マブンガの得点で着実に取り返しての勝利。2戦目は外国籍選手が抑えられたが、伊藤達哉が22得点、岡田優介が14得点、晴山ケビンが11得点でチームに白星をもたらした。直接対決で連勝して弾みをつけたい京都の勢いは、琉球としても侮れない。

 今季ここまでは平日開催を両方のホームで開催して1勝1敗。琉球ホームでは京都が激戦を1点差で制しており、琉球はその借りを返せるかどうか。その試合で11得点7アシストを許した伊藤に対するディフェンスはポイントの1つになるだろう。

文=吉川哲彦

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