2018.05.09

サンロッカーズ渋谷がファン感開催…勝久HC「感謝の気持ちを忘れずに、来季もチャレンジしたい」

6日のシーズン最終戦後、ファン感謝祭が開催された [写真提供]=サンロッカーズ渋谷
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 サンロッカーズ渋谷はレギュラーシーズン最終戦である5月6日の大阪エヴェッサ戦終了後、試合会場の青山学院記念館でファン感謝祭を開催。500名を大きく超える観客が詰めかけた。

 オープニングアクトとして、安定したパフォーマンスでBリーグファンから高い人気を誇るチアリーダー「サンロッカーガールズ」が華やかなダンスを披露。その後キャプテンの伊藤駿が「皆さんで楽しんでいきましょう!」と呼び掛けた。

 メインプログラムは“サンロッカーズ渋谷 チーム対抗3本勝負”。4人のコーチングスタッフ(勝久ジェフリーヘッドコーチ、伊佐勉アシスタントコーチ、カイル・ベイリーAC、廣瀬慶介AC)をリーダーに、選手、トレーナーやマネージャーを含むスタッフが4チームに分かれて優勝を争った。

 最初のプログラムとなった“フリ―スロー対決”では、清水太志郎(廣瀬ACチーム)と長谷川智也(伊佐ACチーム)の一騎打ち。レギュラーシーズンでも安定したシュート成功率でチームを支えた長谷川が勝負を制したが、1月にアキレス腱断裂の大ケガを負い、手術後リハビリを続けていた清水がコート上で見せた元気な姿に、ファンは喜びの声を上げた。

 その後も抽選で選ばれた参加者と選手による“二人三脚リレー”や、選手が2階席を含む観客席まで乗りこむ“借り物競争”など、ファン参加型のプログラムが催され、大きな盛りあがりを見せた。

 真剣勝負のプログラムの合間にも、公式戦ではタイムアウト中に行われ、対戦相手のチームのファンからも好評を博している「サンディーmeets FANS」を、選手を巻きこんで実施。伊藤、ベンドラメ礼生山内盛久が「ひょっこりはん」のモノマネを披露すると、さらには長谷川、菊池真人杉浦佑成阿部諒を加えた総勢7選手とともにダンスを披露するなど、“ここでしか見られない”姿に客席から大きな歓声を浴びた。

“3本勝負”は勝久HCチームと伊佐ACチームが同点となり、コーチ同士のフリースロー対決で優勝を決定することになった。2本連続で外した伊佐ACに対し、勝久HCが2本目を沈め、伊藤、ロバート・サクレ、ベンドラメ、杉浦で構成される勝久HCチームが優勝の栄冠をつかみ取った。

 開演前には選手とスタッフを応援する投票が行われており、優勝した勝久HCと伊藤、サクレ、ベンドラメ、杉浦に投票した参加者には、選手からTシャツのプレゼントが贈られた。

 今季は激戦の東地区を戦い、「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」進出を逃がしたSR渋谷だが、レギュラーシーズンを3連勝で締めくくった。

 伊藤は「いい時も悪い時も皆さんのおかげで乗り越えられた。来年はチャンピオンシップ出場を約束したい」と語り、勝久HCも「私たちがバスケットボールを仕事にできていることは皆さんの支えがあってこそ。感謝の気持ちを忘れずに、来シーズンのチャンピオンシップ出場にチャレンジしたい」と、ファンへの感謝と来季への決意をメッセージに込めた。

文=山口晋平

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