2018.05.11

今季は3勝3敗と五分、千葉ジェッツはレベルアップした相手の強みを消すことができるか

レギュラーシーズンでの対戦は3勝3敗と五分だった千葉と川崎 [写真]=B.LEAGUE
2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 昨季は逃してしまった天皇杯との“2冠”への挑戦権を再び得た千葉ジェッツは、最終節で激戦の東地区制覇を決め、リーグ全体2位で「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」を迎える。しかし、同じ東地区で3勝3敗と熱戦を演じた川崎ブレイブサンダースと激突する難しい戦いが待ち受けている。

 琉球ゴールデンキングスと対戦した最終節は、1戦目の勝利で地区優勝が決定。今季初めて伊藤俊亮レオ・ライオンズをスターター起用した2戦目も、堅守速攻のスタイルをしっかり出して白星で締めくくった。石井講祐が2戦とも16得点と、チャンピオンシップを前にギアを上げてきた感がある。

 対する川崎はシーホース三河と対戦。1戦目はリーグ最多得点の三河を62得点に抑えこんで勝利を収めたが、2戦目は86失点を喫して3点差で敗れた。ただ、篠山竜青を欠く中、青木保憲の働きは控えのガードとして一定のメドが立ったと言える。

 川崎はニック・ファジーカスが帰化選手扱いとなったことで、ジョシュ・デービスルー・アマンドソンの出場時間も確保できるようになった。千葉としては、その強みを消せるかどうかが勝負の分かれ目。マイケル・パーカーギャビン・エドワーズが攻守両面で、さらにゴール下でハッスルしなければならない。

文=吉川哲彦

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