2018.05.27

粒ぞろいの熊本ヴォルターズに対し、富山グラウジーズはディフェンスの強度を40分間保てるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 B1クラブライセンスを持たないFイーグルス名古屋が「B1 残留プレーオフ 2017-18」2回戦で敗退し、熊本ヴォルターズが3位の座を確保したことにより、「B1・B2入替戦 2017-18」の開催が決定。B1残留プレーオフで辛酸をなめた富山グラウジーズは、これがB1残留の最後のチャンスとなる。

 残留プレーオフ2回戦で昨季に続いて横浜ビー・コルセアーズと相まみえた富山は、ファウルトラブルもあって14点を連取される苦しい出だし。そこから徐々に追いあげ、第3クォーターにはサム・ウィラードの爆発でリードを奪うが、終盤に速攻を連発されてひっくり返された。

 FE名古屋戦の熊本は、1戦目は同点で迎えた残り1秒に小林慎太郎がフリースローを2本とも決めて勝利を収めた。2戦目は第4クォーター開始2分強で7点差を追いつき、その後、再び9点差まで離されるものの再度同点。残り1分を切って逆転し、最後は7点差をつけた。

 熊本はオールスターMVPの小林のみならず、B2で2季連続アシスト王の古野拓巳、日本代表候補の中西良太など日本人選手が粒ぞろい。外国籍選手の得点力も高く、富山は決して隙を見せてはならない。ディフェンスの強度を40分間保てるかどうか、スタミナと集中力がカギになりそうだ。

文=吉川哲彦

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