2018.05.27

富山グラウジーズ、B1残留が決定…入替戦で熊本ヴォルターズとの激闘を制す

ファウルがかさむ中、24得点12アシストをマークした宇都 [写真]=B.LEAGUE
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 5月27日に横浜アリーナで「B1・B2入替戦 2017-18」が行われ、富山グラウジーズ熊本ヴォルターズが対戦した。

 勝てばB1、負ければB2の一発勝負。富山は水戸健史宇都直輝青木ブレイク大塚裕土サム・ウィラードの5人が、熊本は中西良太古野拓巳小林慎太郎、ジョッシュ・ドゥインカー、福田真生の5人がスターティングファイブに名を連ねた。

 両チームとも序盤は激しいディフェンスを展開していくが、試合が進むにつれて点を取り合う。福田が3ポイントを決めれば、大塚が3ポイントを決め返す。すると熊本は開始4分に福田が2本のフリースローを成功させ、同4分30秒に古野が3ポイントを沈めて10-13とリード。さらに、ビッグマンの中西が青木の2つ目のファウルを誘発すると、残り3分26秒には並里祐のパスからジャンプショットを記録した。ドゥインカーが攻守両面で活躍を見せる中、富山は途中出場のクリント・チャップマンが同34秒にバスケットカウントで3点を加点。20-23と3点差で最初の10分間を終えた。

 第2クォーターはチャップマンの2連続得点で、富山が開始約1分間で逆転。ファウルがかさみ、テレンス・ウッドベリーの個人技に苦しむ中、大塚が2連続で3ポイント、宇都が2本のフリースローを決め32-27と5点差に広げた。追いかける熊本はフリースローでゲームをつないでいくと、残り1分38秒にジョーダン・ヴァンデンバーグがファウルを受けながらダンクを成功。一時1点差まで詰め寄ったが、42-38で試合を折り返した。

シュートを放つテレンス・ウッドベリー [写真]=B.LEAGUE

 第3クォーター序盤は熊本が中西とドゥインカーのインサイドから攻めこみ、開始44秒に同点。熊本は中西、富山は宇都を中心に得点を重ね、試合はシーソーゲームの様相を呈したが、インサイド陣のファウルが増える富山は、残り3分28秒に青木がファウルアウト。熊本はやはり中西が得点を奪っていき、52-56と4点のリードを奪った。終盤、小林が3ポイントを決めたが、上江田に決め返され、64-66で最終クォーターに突入した。

 第4クォーター開始約45秒で富山が68-66と逆転したあとは激しい点の取り合い。富山は宇都が4つ目のファウルでベンチに下がったが、74-72でオフィシャルタイムを迎えた。その後も僅差で試合が進む、意地と意地のぶつかり合い。81-80で迎えた残り1分22秒、熊本は中西がファウルアウト。富山はそこで得たフリースローを2本とも外したが、ディフェンスリバウンドを拾い、ファーストブレイクからウィラードがジャンプショットを沈めた。

 残り1分を切って3点差。熊本はドゥインカーの得点で1点差に迫ったが、直後の相手のオフェンスで得点を許して85-82と点差は変わらず。富山は宇都が1本のフリースローを外すと、熊本は残り6.3秒にウッドベリーの3ポイントで86-85。ファウルゲームから逃げきった富山が88-85で勝利を収め、B1残留を決めた。

【試合結果】
富山グラウジーズ 88-85 熊本ヴォルターズ

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