2018.12.05
■大阪エヴェッサvsレバンガ北海道(@おおきにアリーナ舞洲)
第1戦:11月23日18時5分、第2戦:11月24日18時5分
得点力向上に連敗脱出という結果も伴った前々節から一転、千葉ジェッツという強敵が立ちはだかった前節は連敗した大阪エヴェッサ。東地区で最下位にあえぐレバンガ北海道との対戦で、今度こそ上昇の機運を高めたいと思っているはずだ。
千葉戦は、回復傾向にあったはずのオフェンスが再び鳴りを潜め、ディフェンスでも相手の多彩なオフェンスに抵抗できなかった。2戦とも得点は60点を割りこみ、失点は80点超え。ターンオーバーを連発し、1戦目に関してはリバウンドも取れなかった。頼みのエグゼビア・ギブソンは2戦ともフィールドゴール成功がわずか1本、計11得点と完全に抑えこまれてしまった。
対する北海道も川崎ブレイブサンダースの地力には及ばず、これで5連敗。2戦とも着実に得点を積み重ねられた一方で、得点では1戦目の第4クォーターに28得点を挙げたのが目立つ程度。先手を取られ、終始追いかける展開となってしまった。その中で、2戦目で溝口秀人が3ポイント4本を含む18得点、関野剛平が14得点と奮起した点は明るい材料。ただ、今季出場時間に恵まれていない折茂武彦がBリーグになって初めて欠場したのはいささか気になるところだ。
ここまで得点面に苦しむシーズンを送っている両者は、開幕節で激突した時もロースコアゲームだった。星を分けたその対戦は、得失点差で北海道が11点上回っている。シーズンをとおしたリーグ全体の順位争いを考えると、大阪は最低でも1勝1敗のタイで相手を11点上回る必要がある。敗れた2戦目は得点源であるギブソンの欠場も痛手だったが、それ以上に北海道に17本ものオフェンスリバウンドを許したことが大きなダメージとなった。ファイ・パプ月瑠や根来新之助、熊谷尚也がディフェンスリバウンドに絡むことは不可欠だろう。開幕からの17試合中14試合で30分以上出場しているジョシュ・ハレルソンの負担を軽減する意味でも、3人の奮闘が求められる。
文=吉川哲彦
■ロースター
・大阪(ヘッドコーチ:穂坂健祐)
今野翔太
長野誠史
藤高宗一郎
ファイ・パプ月瑠
根来新之助
木下博之
合田怜
ジャマール・ソープ
エグゼビア・ギブソン
熊谷尚也
畠山俊樹
ジョシュ・ハレルソン
・北海道(ヘッドコーチ:ジョゼ・ネト)
溝口秀人
関野剛平
山本柊輔
多嶋朝飛
折茂武彦
市岡ショーン
桜井良太
デイビッド・ドブラス
マーク・トラソリーニ
川邉亮平
野口大介
松島良豪
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