勝敗で並ぶ両者が今季初対決、ホームのライジングゼファー福岡は新アリーナ初白星を挙げられるか

吉川哲彦

ライジングゼファー福岡

2018.12.15 18:05 T.O.
試合終了
照葉積水ハウスアリーナ

滋賀レイクス

■ライジングゼファー福岡vs滋賀レイクスターズ（＠照葉積水ハウスアリーナ）
第1戦：12月15日18時5分、第2戦：12月16日14時5分

　ライジングゼファー福岡は4勝5敗と1つの負け越しで踏みとどまった11月から一転、12月は3連敗スタート。完成したばかりの照葉積水ハウスアリーナでの初陣も飾れなかった。今節も戦う同アリーナでの初白星を挙げ、チーム内にポジティブなムードを生むことができるか。

　前節は第6節2戦目で3点差と善戦した名古屋ダイヤモンドドルフィンズと戦い、今回は立ちあがりから波状攻撃をまともに受けてしまった。相手の2ポイント成功率は6割を超え、3ポイントも15本を浴びて成功率は5割以上。前半は48得点を挙げて抵抗したが尻すぼみに終わり、最終的には102失点で21点差をつけられた。

　対するは同じ西地区の滋賀レイクスターズ。こちらは大阪エヴェッサとロースコアゲームを演じたが、第3クォーターの6得点が響いて敗れた。オフェンスリバウンドを20本も奪いながらセカンドチャンスをものにできず、ターンオーバーも16個を数えるなど、内容としては自滅に近い。日本人選手の2ポイント成功が狩野祐介の1本だけだったという点も大きな課題だ。

　4勝18敗で並ぶ両者はこれが今季初対戦であり、bjリーグ時代以来3シーズンぶりに顔を合わせる。総得失点差で滋賀が地区5位となっているが、今回直接対戦することで1勝1敗でもその得失点差によって順位が入れ替わる可能性があり、リーグ全体での順位に関しては横浜ビー・コルセアーズとの対戦成績も加味されるため、現時点ですでに福岡が上に立っている。したがって、滋賀としては連勝しておきたいところ。新たに獲得したマーカス・ブレイクリーの選手登録が間に合うかどうかは不明だが、いずれにしても欠場している3人の不在を日本人選手がカバーしなければならない状況に変わりはない。ここまで22試合すべて10分以上出場している荒尾岳には、今季スモールフォワードのポジションもこなしている波多野和也や加納誠也を上回る働きを期待したい。

文＝吉川哲彦

■ロースター
・福岡（ヘッドコーチ：ボブ・ナッシュ）
遥天翼
 山下泰弘
 小林大祐
 薦田拓也
 波多野和也
 エリック・ジェイコブセン
 津山尚大
 青木ブレイク
 ベンジャミン・ローソン
 石谷聡
 城宝匡史
 加納誠也
 デクスター・ピットマン