2019.01.25

阿部友和とライオンズが古巣に挑む一戦、激しい点の取り合いを予期

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富山グラウジーズvs千葉ジェッツ(@富山市総合体育館)
第1戦:1月26日18時5分、第2戦:1月27日13時5分

 中地区3位の富山グラウジーズと東地区1位の千葉ジェッツによるレギュラーシーズン最初で最後の対戦。過去2シーズンの成績は千葉が4戦4勝と無敗を誇っている。

 前節は1試合限りの第20節。富山は同地区首位の新潟アルビレックスBBと対戦した。最初の10分間で背負った10点のビハインドを、第3クォーターでひっくり返したが、第4クォーターでわずか12得点しか奪えずに22失点。71−80で敗戦を喫し、新潟、そして同地区2位につける川崎ブレイブサンダースとの差も広まった。

 千葉はアルバルク東京を退け、今季2度目となる10連勝を達成。試合は8点ビハインドで迎えた第3クォーターで一気に押しこみ、第4クォーター終盤は相手の猛追から逃げきった。マイケル・パーカーが26得点11リバウンド2スティール2ブロックと圧巻のパフォーマンスを見せ、ギャビン・エドワーズが4得点に終わった一方でジョシュ・ダンカンが11得点をマーク。富樫勇樹小野龍猛石井講祐といった日本人選手も要所で3ポイントを沈めた。ただ、大野篤史ヘッドコーチは試合後の会見で「納得のいかない(ゲーム)内容」、「サヨナラ3ポイントで負ける展開」などと振り返っており、課題を修正し、シーズン終盤に向けてもう一段階ギアを上げてくることは間違いない。

 両チームの1試合平均得点を見ると、富山がリーグ1位の85.3得点、千葉が同2位の84.8得点。また、フィールドゴール成功率では千葉が49.4パーセント、富山が48.8パーセントとこちらもリーグトップを争っており、今節も激しい得点の取り合いが期待される。

 注目はやはり阿部友和。3シーズン在籍した千葉を離れ、今季から富山で新たなキャリアをスタートさせたベテランポイントガードは、第18節第1戦で16得点、前節で13得点を挙げるなど、2019年に入り調子を上げている。またディフェンスにも定評があり、今節は富樫や西村文男との初マッチアップが濃厚だ。千葉の勢いを止めるには、阿部をはじめ宇都直輝大塚裕土といったガード陣の活躍が必要不可欠になる。また、同じく古巣を迎え撃つレオ・ライオンズにも期待したい。

■ロースター
・富山(ヘッドコーチ:ドナルド・ベック)
レオ・ライオンズ
船生誠也
阿部友和
山田大治
水戸健史
宇都直輝
比留木謙司
大塚裕土
葛原大智
青野文彦
ジョシュア・スミス
前田悟
松山駿

・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
マイケル・パーカー
田口成浩
トレイ・ジョーンズ
大宮宏正
アキ・チェンバース
西村文男
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
石井講祐
原修太
小野龍猛

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