ライジングゼファー福岡は城宝匡史と遥天翼が古巣凱旋、新潟アルビレックスBBに再び土をつけられるか

吉川哲彦

新潟アルビレックスBB

2019.01.26 14:05 T.O.
試合終了
シティホールプラザアオーレ長岡

ライジングゼファー福岡

■新潟アルビレックスBBvsライジングゼファー福岡（＠シティホールプラザアオーレ長岡）
第1戦：1月26日14時5分、第2戦：1月27日15時5分

　新潟アルビレックスの勢いは止まる気配を見せない。富山グラウジーズを迎えての一戦は第1クォーターに29得点で主導権を握ったところから富山の反撃を受けたが、1点ビハインドで入った第4クォーターで富山のオフェンスをトーンダウンさせ、五十嵐圭がB1初の3ポイント成功300本に到達した記念の試合を白星で飾った。これで7連勝となったが、年明け以降の4試合は第3クォーターまで我慢を重ね、脚が止まる第4クォーターにディフェンスで試合を作ることができている。鵜澤潤ら控え組の働きも目立ち、確実に地力を増している。

　その新潟に挑むのはライジングゼファー福岡。前節の大阪エヴェッサ戦は第3クォーターのリードが効き、4点差で逃げきった。欠場した城宝匡史に代わってスターターに名を連ねた小林大祐が今季初めて30分以上出場して22得点をマークし、石谷聡の13得点7アシストもいずれも今季最多。加納誠也と山下泰弘も含め、B3時代からチームを支えた選手の奮闘が光った。年明けのホーム4連戦の最後にようやく白星を挙げ、第11節で土をつけた新潟から再び白星をもぎ取って浮上の足がかりをつかみたい。

　昨季新潟でプレーした城宝と遥天翼にとっては、主戦場だったアオーレ長岡への凱旋。城宝の出場は微妙だが、完全にスターターに定着した遥は気合いをみなぎらせているに違いない。上江田勇樹が欠場中の新潟としては、遥とのマッチアップが見込まれる渡辺竜之佑や池田雄一の働きに期待したいところ。前述のとおり福岡には第11節で手痛い1敗を喫しており、シーズンの成績で上回っているとはいえ受け身にならないことが重要だ。

　また、新潟には新たに特別指定選手の髙橋浩平が加入。198センチのインサイドプレーヤーがローテーションに入れば、チームはさらにステップアップする。自身の現役時代の背番号10を背負う髙橋を、庄司和広ヘッドコーチがどう起用するかに注目したい。

文＝吉川哲彦

■ロースター
・新潟（ヘッドコーチ：庄司和広）
山口祐希
 柏木真介
 五十嵐圭
 髙橋浩平
 鵜澤潤
 石井峻平
 渡辺竜之佑
 森井健太
 上江田勇樹
 池田雄一
 ラモント・ハミルトン
 ダバンテ・ガードナー