2019.03.11
■三遠ネオフェニックスvsアルバルク東京(@豊橋市総合体育館)
第1戦:3月9日14時5分、第2戦:3月10日14時5分
代表活動ブレークを挟んで9連勝中のアルバルク東京が三遠ネオフェニックスのホームに乗り込む。迎え撃つ三遠は2月2日の横浜ビー・コルセアーズ戦で逆転負けを喫し、その後も川崎ブレイブサンダース、栃木ブレックスに敗れて5連敗中。現在17勝25敗と借金が「8」もあるが、チャンピオンシップ進出争いに踏みとどまるためにももう負けは許されない状況だ。
前節の栃木との第2戦では第1クォーターで20-17とリードを奪い、その後も、第3クォーター序盤まで拮抗した展開。しかし、中盤、ライアン・ロシター、ジェフ・ギブス、渡邉裕規らに連続13得点を許して栃木にリードを奪われると、それをひっくり返す力は残っていなかった。また三遠にとって心配なのは3月2日の初戦で、太田敦也がリバウンドの着地の際に相手の足に乗ってしまい負傷。翌日の試合ではベンチ入りもできなかった。
一方、A東京は代表に主力3名を送り込むというチームとしては苦しい状況にありながら、1月23日に千葉ジェッツに敗れてから反転攻勢。東地区では3位にいるものの、ワイルドカードでは2位のシーホース三河に7ゲーム差をつけている状況だ。
前節の富山グラウジーズ戦で代表組の田中大貴は「疲れはあるのは事実だが、負けて帰ってきたわけではないので、その分きつくない」とコメント。さらに竹内譲次は「もう切り替えている。今はCSに向けてレギュラーシーズンに集中」と、力強い言葉が返ってきた。
またレギュラーシーズンがオフの間にミニ合宿とも言えるトレーニングを積み、代表組以外のメンバーもコンデイションもアップしている。それまで40試合中39試合に先発出場していた大黒柱のアレックス・カークはリフレッシュした体でこれまで以上にコートを駆けていたのが印象的だった。
最近の戦いぶりが対照的な2チームだが、負けられない状況は互いに変わらない。連勝を狙うためにも3月9日の初戦がカギを握り、さらに出だしでどちらがペースをつかむかに注目したい。
文=入江美紀雄
■ロースター
・三遠(ヘッドコーチ:藤田弘輝)
ジョシュ・チルドレス
寺園脩斗
川嶋勇人
長谷川智伸
渡邊翔太
太田敦也
岡田慎吾
ダシルバヒサシ
鈴木達也
菅野翔太
セドリック・シモンズ
ウィリアム・マクドナルド
田渡修人
近藤崚太
・A東京(ヘッドコーチ:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基
齋藤拓実
安藤誓哉
馬場雄大
正中岳城
ザック・バランスキー
菊地祥平
竹内譲次
田中大貴
ジャワッド・ウィリアムズ
ミルコ・ビエリツァ
アレックス・カーク
シェーファーアヴィ幸樹
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