2019.04.10

今季最後のダービーマッチは大接戦を予期、滋賀レイクスターズは“残留力”を見せつけたい

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滋賀レイクスターズvs京都ハンナリーズ(@ウカルちゃんアリーナ)
4月10日19時5分

 第24節終了時点でわずか8勝しか挙げられず、一時はリーグ全体の最下位に沈んでいた滋賀レイクスターズ。しかし、3月の12試合で6勝を手にして息を吹き返し、前節のライジングゼファー福岡戦を連勝したことでリーグ全体14位に浮上した。秋田ノーザンハピネッツが1ゲーム差、横浜ビー・コルセアーズが2ゲーム差に迫っているため油断は禁物だが、この勢いのまま残り5試合を戦い抜きたい。

 福岡との2試合は第1クォーターで相手を圧倒し、一度もリードを許すことなく逃げきった格好。第1戦はヘンリー・ウォーカーが6本の3ポイントを含む27得点に10リバウンド6アシスト3スティールと躍動し、狩野祐介が3試合ぶりの2ケタとなる16得点を記録した。第2戦は荒尾岳を除いて出場した計8選手がフィールドゴールを決め、高橋耕陽が前日の15得点を大きく上回る今季最多27得点をマーク。ウォーカーに加え、アレン・ダーラムも2戦計39得点31リバウンド12アシストと圧巻のパフォーマンスを見せた。

 対するは琉球ゴールデンキングスを相手に連敗を喫し、名古屋ダイヤモンドドルフィンズに地区2位の座を明け渡した京都ハンナリーズ。第1戦は先発に復帰した司令塔の伊藤達哉が早速17得点3アシストと存在感を見せたが、終始1ケタ点差で推移した試合をものにできず。第2戦は2点リードで迎えた最終クォーターにわずか7得点しか奪えず、最終スコア52-67で逆転負けを喫した。2試合合計でリバウンドが相手の87個に対して55個。ビッグマンだけでなく日本人選手にもゴール下を制圧されてしまった。

 滋賀と京都が相まみえる“滋京ダービー”の通算成績は、滋賀の31勝35敗。今季も1勝4敗と負け越しているが、5試合すべてが6点差以内の大接戦だった。

 滋賀としては、直近の対戦で計57得点を許したジュリアン・マブンガデイヴィッド・サイモンの外国籍コンビに注意が必要。ダーラムとウォーカーではミスマッチが生じるため、前回同様にガニ・ラワルの起用も予想される。ただ、誰がコートに立とうとも、チーム一丸となって“残留力”を見せつけることができるか。

■ロースター
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
西裕太郎
アレン・ダーラム
二ノ宮康平
紺野ニズベット翔
ヘンリー・ウォーカー
樋口大倫
高橋耕陽
荒尾岳
ガニ・ラワル
狩野祐介
伊藤大司
鹿野洵生
中村功平

・京都(ヘッドコーチ:浜口炎)
伊藤達哉
晴山ケビン
綿貫瞬
鶴田美勇士
岡田優介
玉木祥護
岸田篤生
シャキール・モリス
ジュリアン・マブンガ
内海慎吾
頓宮裕人
デイヴィッド・サイモン
片岡大晴

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