2020.01.18
4月26日、トッケイセキュリティ平塚総合体育館で行われた「B1 残留プレーオフ 2018-19」第1戦にて、レバンガ北海道は72-77で惜敗。しかし、翌日に行われた第2戦を2点差で競り勝つと、前後半各5分の“第3戦”に勝利し、自力でのB1残留を決めた。
試合後、メディアの取材の応じたキャプテンの多嶋朝飛は「ホッとしてます」と胸をなで下ろした。第2戦は試合終了までどちらに転ぶか分からないまさに“死闘”を繰り広げた。20分のインターバルを挟み行われた第3戦。切り替えの難しさが危惧されたが「自分たちがやるべきことは、昨日をとおして2回勝つことを目標としていたので、上手に切り替えられたかは分からないですけど、やるべきことは変わらなかったですし、それをやり続けられるかどうかってところの勝負だった」と話した。
第3戦の前にはチームでこのような話をしたと話してくれた。
「今までのうちらしく『日替わりヒーロー』が出てきた」と多嶋が話したように、第2戦では桜井良太や関野剛平が要所で得点を挙げれば、第3戦ではファウルアウトとなったデイビッド・ドブラスの代わりに入った野口大介がディフェンスで踏んばった。それが結果として、試合終了残り3分39秒時点で7点のビハインドの危機的状況から15-0というランを作りあげ、自力でのB1残留を決めた大きな要因になった。
今季のレギュラーシーズンは10勝50敗という不甲斐ない成績で、残留プレーオフに初出場となった北海道。多嶋自身もキャリア初の経験となった。
「できることならばシーズンで結果を出したかったっていう気持ちはあるんですけど、チームとしても個人としても、崖っぷちの中で自分が何をするべきか、どうするべきか、結果として何を求めるべきかを経験できたことは、成長の糧になると思います。チームとしても個人としても、次のステップと考えると良かった、とは言いたくないですけど、成長につなげられるような経験にはなったかなと思います」
最後にここまで苦しいシーズンをともに歩み、この2日間、北海道の地でも声援を送ってくれたファンに向け、感謝の気持ちを述べた。
「なかなかシーズン中に勝てなくて、一緒に喜ぶことが数回しかできなかったので、ファンの皆さんにはもどかしい気持ちにさせてしまいました。だけど、どんな時もたくさんの応援を感じていましたし、温かい言葉も厳しい言葉もかけていただいたので、最後まで信じて応援し続けてくれた方々のためにも、絶対にB1に残したい気持ちがありました。あれだけ勝てなかった中で、今日連勝できたことはクラブとしてもファンの皆さんにとっても、シーズンを“勝ち”で終われたこと良かったと思います」
2019-20シーズンではどのような活躍を見せてくるのか。残留プレーオフを経験し、また1つステップアップした多嶋、そして北海道に今後も注目したい。
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