2019.09.17
4月26日、トッケイセキュリティ平塚総合体育館で「残留プレーオフ2018-19」が行われ、ホームの横浜ビー・コルセアーズがレバンガ北海道に77ー72で勝利を収めた。
今季終盤に13連敗を喫するなど、苦しいシーズンを歩んできた横浜ビー・コルセアーズ。レギュラーシーズン14勝46敗という成績で、B1生き残りを懸けた残留プレーオフに3年連続で臨むこととなった。昨シーズンでも残留POを経験した田渡凌は「去年残留(プレーオフ)の1試合目負けてるので、それがどれだけ次の試合に影響するか分かっていた。その経験があったので、何がなんでも勝たなきゃいけないという気持ち。僕の人生の中で一番大事な試合だと思って臨んだ」。
第1クォーターいきなり9連続得点を与え、9-19とリードを許し、続く第2クォーター、田渡は放ったシュートすべてを沈める8得点の活躍で、点差を詰めるまでには至らなかったが、10点差を保ち、後半へ望みをつないでいた。
「前半は硬くなってみんなシュートが入らなかったので。僕が切り開いていこうという気持ちで得点面でチームのリズムを作れるようにアタックしました」
その言葉どおり、田渡は第3クォーターでも懸命にリングへアタックする姿勢を見せ、チームを鼓舞した。田渡の活躍もあり、58-63と点差をつめ、勝負の第4クォーターへ。試合終了残り4分45秒についに、リードを奪った横浜。それでもなお予断を許さない展開が続き、同1分36秒、田渡がフリースローを3本を得た。3本全てを沈めれば、6点のリードを奪える場面だったが、最初の2本がリングに嫌われてしまった。
この時の状況を「気負いすぎて外した。あとはいつもやるルーティンをあがってて忘れた」と田渡は振り返る。
「2本外した時、『やっていない』ことに気づいて、3本目にやったら入りました」と話したように、彼のルーティンである「自分に英語で『絶対決めるぞ、練習してきたから絶対入る』とセルフトーク」を遂行した結果、3本目は沈めることが出来た。
今季、60試合中54試合に先発出場したアメリカ仕込みの25歳は、「60試合使ってもらって残留プレーオフにきてしまったのは、僕の責任が大きいと思っている。だから何がなんでもB1に残って、ファンや監督、スタッフみんなに恩返しをするという意味でも 気持ちで挑んでいる。」と来季でもB1の舞台での活躍を目指し、第2戦への意気込みを口にした。
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