2019.11.01

島根スサノオマジックは日本人選手が積極性を見せたい、川崎ブレイブサンダースは主将の復調がカギ

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島根スサノオマジックvs川崎ブレイブサンダース(@松江市総合体育館)
第1戦:11月2日18時35分、第2戦:11月3日13時35分

 4年目のB1リーグは開幕から約1カ月が経過。B2から復帰した島根スサノオマジックは、前々節で京都ハンナリーズに競り勝って今季2勝目を手にしたが、現在8敗と元気がない状態だ。

 千葉ジェッツのホームに乗りこんだ前節の第1戦は、「いい形で試合に入れた」(鈴木裕紀ヘッドコーチ)と、第1クォーターこそ24−15とペースを握る。しかし、このリードで外国籍選手の1人、ロバート・カーターをベンチへ下げて第2クォーターを迎えると、一気に主導権を握られて得点が停滞。前半を7点ビハインドで折り返すこととなり、そのまま12点差で敗れた。続く第2戦では、開幕からすべての試合で70点台と安定していた守備が崩壊。前半から18−52とほぼ試合を決められてしまい、最終スコア63−101で連敗を喫した。

 ホームの松江市総合体育館で迎える今節も、相手は中地区首位の川崎ブレイブサンダースと強敵。その川崎は前節、敵地でサンロッカーズ渋谷と対戦。第1戦では第3クォーター中盤からニック・ファジーカス藤井祐眞の連続得点などで一歩抜けだし、7点差で逃げきった。しかし、第2戦はジョーダン・ヒースが22得点10リバウンドに加え5ブロックと奮闘したが、チーム全体ではリバウンドが前日より10本少ない計27本しか奪えず。最大27点差をつけられて71−91で借りを返された。

 川崎は、辻直人が10月14日以来となる復帰を果たしたが、プレータイムも制限されており、エンジンがかかってくるのはまだ先となりそうだ。また、チームが好調な一方で、篠山竜青のコンディションが気になるところ。SR渋谷戦は2試合とも無得点、第2戦では約18分のプレータイムでファウルアウトとなっただけに、島根との2連戦ではキャプテンの復調が待たれる。

 ホームの島根は、まず守備の立て直しが最優先。前節第2戦の悪夢を取り払い、再び相手を70点台に抑えたい。課題のオフェンスでは、外国籍選手に頼らず日本人選手が果敢にリングへアタックする姿勢を見せることが何よりも重要だ。

■ロースター
・川崎(ヘッドコーチ:佐藤賢次)
藤井祐眞
林翔太郎
青木保憲
篠山竜青
辻直人
鎌田裕也
マティアス・カルファニ
ニック・ファジーカス
大塚裕土
熊谷尚也
長谷川技
ジョーダン・ヒース

・島根(ヘッドコーチ:鈴木裕紀)
佐藤公威
後藤翔平
ロバート・カーター
山下泰弘
北川弘
坂田央
阿部諒
相馬卓弥
安部潤
ブライアン・クウェリ
頓宮裕人
神里和

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