2019.11.21
■横浜ビー・コルセアーズvs川崎ブレイブサンダース(@横浜国際プール)
第1戦:11月16日15時5分、第2戦:11月17日14時5分
横浜ビー・コルセアーズと川崎ブレイブサンダースによる今季初の“神奈川ダービー”が横浜国際プールで開催される。中地区の1位と2位の対戦ではあるが、川崎が6勝差をつけて首位を独走している状況だ。
横浜は前節、大阪エヴェッサ相手に2連敗を喫した。第1戦は2ポイント成功率が38パーセント、3ポイント成功率が27.8パーセントと苦しみ、チームオフェンスを徹底できず。第2クォーター終了時点で9点をリードした第2戦は後半に53失点を喫し、最終的に78-88と10点差をつけられた。しかし、課題のフリースローは、第1戦は14本中13本成功、第2戦は13本中12本成功。秋山皓太が2試合連続2ケタ得点を挙げるなど光明も見えている。
川崎は未だ白星がない三遠ネオフェニックスを連破した。第1戦では4本を沈めた大塚裕土を筆頭に、藤井祐眞、篠山竜青、辻直人、マティアス・カルファニ、ニック・ファジーカス、熊谷尚也、ジョーダン・ヒースの8人で計14本の3ポイントを決めるなど、今季最多の97得点を奪って17点差で快勝。一転して第2戦では一時11点差をつけられる苦しい展開になったものの、ファジーカスや藤井などの活躍で振りきり、2点差で試合を制した。ペイント内で26得点を許し、ターンオーバーから18失点。リバウンドでも相手を下回り、佐藤賢次ヘッドコーチは「目指しているハードワークの部分を全員がやりきれていなかった」と振り返っている。それでも、2試合を通じてカルファニが4本、ファジーカスが7本、ヒースが6本の3ポイントと、ビッグマン3人がアウトサイドでも力を発揮したことは今後も相手の脅威になりそうだ。
“神奈川ダービー”では川崎が無類の強さを見せており、2016-17シーズンから8勝0敗、2勝0敗、6勝0敗。横浜は同じ神奈川県に本拠地を置く相手に対し、屈辱的な敗戦を続けている。
横浜としては試合の入りで相手に圧を与え、勢いを持続できるかがカギになるだろう。前節第2戦では第1クォーターで13点のリードを奪ったにもかかわらず、相手のリズムにのまれて10点差の敗戦。一方、川崎は前節第2戦の第1クォーターで12-19と出遅れ、結果的に負けてもおかしくない接戦を強いられた。
プライドを賭けた一戦。自分たちのバスケットを40分間継続できたチームに勝利の女神がほほ笑むだろう。
■ロースター
・横浜(ヘッドコーチ:トーマス・ウィスマン)
橋本尚明
レジナルド・ベクトン
ホール百音アレックス
アキ・チェンバース
ハンター・コート
ジョルジー・ゴロマン
牧全
田渡凌
秋山皓太
竹田謙
エドワード・モリス
ジェイソン・ウォッシュバーン
生原秀将
小原翼
・川崎(ヘッドコーチ:佐藤賢次)
藤井祐眞
林翔太郎
青木保憲
篠山竜青
辻直人
鎌田裕也
マティアス・カルファニ
ニック・ファジーカス
大塚裕土
熊谷尚也
長谷川技
ジョーダン・ヒース
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