2025.06.01

元日本代表の前澤澪が古巣・富士通で現役復帰…「選手としても、母としても精一杯頑張りたい」

現役復帰を発表した前澤澪 [写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 6月1日、Wリーグ2連覇中の富士通レッドウェーブは、2025年度の新加入選手として前澤澪(旧姓篠崎)とシカゴ大学出身の佐藤華純を発表した。

 神奈川県出身で現在33歳の前澤は167センチのシューティングガード。金沢総合高校から松蔭大学を経て、2014年に富士通に入団した。2014−15シーズンにWリーグ ルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞。現役を引退した2021−22シーズンまでレギュラーシーズン、プレーオフを合わせて217試合に出場(うち214試合先発出場)し、1試合平均31.0分のプレータイムで13.4得点4.9リバウンド2.3アシストをマークした。

 また、ユニバーシアード、A代表、3x3と日本代表としても活躍し、2015年にはユニバーシアード4位入賞、アジアカップ優勝に貢献。2021年には3x3の日本代表として東京オリンピックにも出場した。2021−22シーズンのファイナル第2戦を最後に現役生活を引退したが、その後、自身のSNS、著書で結婚・出産を発表。今回、登録名を前澤澪に変更して復帰する。

 今回の発表に際し前澤と佐藤は、チームを通じて以下のメッセージを寄せている。

前澤澪
「みなさん、こんにちは!
 この度、レッドウェーブで現役復帰させていただくことになりました前澤澪(シィ)です。
 3シーズンのブランクがある私にチャンスをくださり、受け入れてくださったチーム、会社にはとても感謝しています。
 以前在籍していた時とは自分の立場や役割は大きく変わってくるとは思いますが、チームが勝つために私にできることはなんでもします。
 また、母になっても競技ができる環境を与えてくださることに感謝の気持ちを忘れず、選手としても、母としても精一杯頑張りたいと思います。
 レッドウェーブに関わるみなさん、どうぞよろしくお願いします!」

▼佐藤華純
「この度、富士通レッドウェーブに入団することができ大変嬉しく思っています。
 わたしは、日本人の母とアメリカ人の父のもとに生まれ、これまでアメリカの学校でバスケットボールをしてきました。また、幼稚園から毎週日本語補習校で日本語を学び、毎夏を日本で過ごすなど、日本語と日本文化は私の人生の基盤となっています。
 大好きな日本で、トップレベルのチームに加入し、愛するバスケができることに心から感激しています。
 これからチームの一員として、皇后杯二連覇、そしてWリーグ三連覇を達成できるよう全力で頑張りますので、応援をよろしくお願いします!」

WJBLの関連記事