2025.07.01

元日本代表の馬瓜エブリンがデンソー退団をSNS公表…移籍でENEOSサンフラワーズが獲得

デンソーの主軸として活躍してきた馬瓜エブリン[写真]=W LEAGUE
バスケ情報専門サイト

 6月30日、デンソーアイリスから自由契約選手リストに公示されていた馬瓜エブリンが、自身のインスタグラムでデンソー退団を公表した。翌7月1日にWリーグからENEOSサンフラワーズへ移籍することが発表された。

 180センチ79キロでパワーフォワードを本職とする現在30歳の馬瓜は、2014年に桜花学園高校からアイシン・エィ・ダブリュ ウィングス(現アイシン ウィングス)入り。3シーズン在籍したのち、トヨタ自動車アンテロープスへ移籍。2021-22シーズンをもって1度コートから離れたものの、「人生の夏休み」と称した1シーズンの休養期間を経て、2023-24シーズンからデンソーで復帰を果たす。復帰直後のシーズンでは主軸としてデンソーの皇后杯初優勝、初のタイトル獲得にも貢献。在籍2年目の今シーズンは、主にスターターとして22試合に出場、12.7得点4.0リバウンド1.8アシストをマークし、リーグ準優勝までチームを導いた。

 日本代表としても活動し、2021年の東京オリンピックでは銀メダル獲得、休養期間後の2024年パリオリピックにも出場した。2023年には日本バスケットボール選手会の副会長に就任し、選手の待遇を良くするためにSNSで声を上げるなどコート外でも積極的な活動を行ってきた。

 馬瓜は自身のインスタグラムで「25-26シーズンはデンソーからの更新のオファーがもらえず、退団する事になりました」と発表。「3度目の正直をどうやって今年果たすのか?考えていた矢先にこのような事があり、急に頭が真っ白になりました」と明かしているものの、「チームから構想外と言われてしまったので、プロとしてはしょうがないです」と現実を受け止めている様子だった。

 一方で、7月1日、ENEOSサンフラワーズが馬瓜の移籍を発表。

 馬瓜はチームの公式サイトを通じて、以下のコメントを寄せている。

「歴史のあるENEOSサンフラワーズの一員になれることをとても嬉しく思います。Wリーグ、皇后杯優勝に向かってしっかりと戦って参ります。皆さん、どうぞよろしくお願いいたします」

馬瓜 エブリンの関連記事

WJBLの関連記事