2025.07.07

京都精華学園出身のイゾジェ ウチェが米大学へ「将来的にはWNBA選手も目指して努力していきます」

シャンソン化粧品を退団し、シラキュース大への進学が発表されたイゾジェウチェ [写真]=Wリーグ
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 シャンソン化粧品シャンソンVマジックは7月7日、イゾジェ ウチェの退団を発表。NCAAディビジョンⅠのシラキュース大学への進学が決定したという。

 ナイジェリア出身で現在20歳のウチェは、188センチ75キロのセンター。京都精華学園中学校、京都精華学園高校を経て、2022年にアーリーエントリーでシャンソン化粧品へ加入し、2023-24シーズンに新人王を受賞した。「大樹生命 Wリーグ 2024-25シーズン Wプレミア」では28試合の出場で1試合平均14.6得点9.9リバウンド1.8ブロックを記録。ベスト5を受賞するとともに、2年連続でブロックショット、フィールドゴール成功率のリーダーズに輝いた。

 ウチェは公式HPで次のようにコメントした。

「シャンソンVマジックを退団して、アメリカの大学へ進学することを決めました。NCAAでプレーしながら、様々な国の人と出会い、バスケットボールはもちろん、様々な経験を積みたいと思っています。シャンソンを離れることに葛藤はありましたが、自分の成長のために前向きな決断をさせていただきました。いつも近い距離で支えてくれたチームメイト、スタッフ、コーチ、会社の皆さんには本当に感謝しています。周りの人たちがサポートしてくれたことで、大変だったことも乗り越えることができました。皆さん優しくて面白くて、本当に悩みながらの決断でした。それくらいシャンソンのことが大好きです。シャンソンでの約2年間を振り返って特に思い出に残っているのは、アーリーエントリーの時のプレーオフ三菱電機戦です。24点差から逆転したあの会場の雰囲気は一生忘れることがないと思います。それ以外にもユナイテッドカップで優勝できたことや、新人王やリーダーズを獲得できたことなど、シャンソンで過ごした日々はとても充実したものでした。良い思い出が、思い出せないほど沢山できました」

「そして、これまで応援してくださったファンの皆さん、本当にありがとうございました。試合会場での『ウチェ、がんばれ!』という声援がいつも私の力になっていました。アメリカではこれまでとは違うポジションやプレースタイルに挑戦することになると思います。自分のプレーの幅を広げながら、将来的にはWNBA選手も目指して努力していきます。最後に、アメリカへ行っても、私はずっとシャンソンVマジックを応援しています。またいつかシャンソンでプレーしたい気持ちもあります。皆さんのことは絶対に忘れないので、私のことも覚えていてくれたら嬉しいです。これまで本当にありがとうございました」

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