ゲインズ新HC体制の女子日本代表合宿スタート…町田瑠唯「私も必死でついていきたい」

女子日本代表合宿での町田瑠唯［写真］＝田島早苗

バスケットボールキング編集部

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　5月22日、FIBA女子アジアカップ2025に向けて第1次強化合宿中の女子日本代表（FIBAランキング9位）のメディアデーが行われ、町田瑠唯（富士通レッドウェーブ）が取材に応じた。

　1月10日に就任し、今回の合宿から指揮を執るコーリー・ゲインズHCのバスケについて「トム（・ホーバス）さんのやっていたバスケットに近いなというのは私も感じていて、日本のバスケの良さを引き出そうとしてくれるバスケットをやっているなと思うので、私も必死でついていきたいと思っています」と印象を明かし、「早いバスケットを目指していると思うので、スピードがある中でもチャンスを見逃さないように、しっかりパスを捌いていけるようにしたいです」と自身の目標を口にした。

　またリオデジャネイロオリンピックから、東京オリンピック、パリオリンピックと長く続けてきた代表へのモチベーションの変化については「パリオリンピックとはまた違う、一個区切りがついて、また新体制になってるので、新しい気持ちではあるかなと」と語った。

　10代の選手も招集された今回の合宿において、32歳の町田は上から数えて3人目の年長者となる。代表チームにおけるベテランとしての意識については「ポイントガードでもあるので、しっかりチームを引っ張ってまとめるというところは、ベテランだからというよりはポジション的にしっかりやらなきゃいけないと思います」と現時点では司令塔としての意識が優っている様子。それは偉大な先輩2人の存在による影響もありそうだ。

「私よりもベテランの選手が二人（髙田真希、渡嘉敷来夢）いるので（笑）」と笑顔をこぼした町田。2人の存在はモチベーションにもつながっているようで、「先輩たちが頑張っているので、私も負けないように頑張りたいなと思います」と話した。

　最後にアジアカップへのメンバー選出については、「もちろん残りたいですけど、まずは自分の持ち味をしっかりチームで出せるようにやっていきたいと思います」と思いを語った。今後、女子日本代表は国内での強化試合を経て、中国で行われるアジアカップに臨む。今シーズン、国内で圧倒的な存在感を放った町田の活躍に期待するファンも多いだろう。