2025.05.30
5月22日、「FIBA女子アジアカップ2025」に向けて第1次強化合宿中の女子日本代表(FIBAランキング9位)のメディアデーが行われ、今野紀花(デンソーアイリス)が取材に応じた。
全米大学体育協会(NCAA)1部に所属する強豪校、ルイビル大学で4年間を過ごし、昨シーズンにデンソーでWリーグデビューを飾った今野。今シーズンは22試合(うち、先発6試合)に出場し、1試合平均4.9得点2.7リバウンド1.1アシストを記録し、ファイナルも全5試合でコートに立った。
代表合宿への参加は「3年ぶり」と口を開いた今野。「デンソーだと4番(パワーフォワード)をする機会が多いですが、代表だと2・3番(シューティングガード・スモールフォワード)が多いので。ポジションの変化もチャレンジですし、新しい自分の可能性を見つけられたらと思いますし、それは楽しみにしています」と、感触について語っている。
チーム内にもライバルが多くいるなかで「自分のカラーだったり、強みを成長させていくことが評価につながると思う」と、視線を自らに向ける今野。また、3ポイントシュートやドライブなどをコーチ陣からも高く買われている一方、実践での遂行力には改善の余地があると分析している。
「ゲームに持っていく部分が足りないです。どれだけゲームに反映できるかが自分の課題なので、そこができれば一つの武器になると思うので、自分にしかできないことをアピールしたいです」
昨シーズンはプレータイムの少なさにも苦しんだが、「ワークアウトも自分で取り組んで、気持ちの整理の仕方も変わりました。去年は成長の1年だったと思いますし、色んな人に支えられながら、気持ち的に成長したことがつながりました」と、今野はコメント。メンタル面の改善が今シーズンの活躍を引き寄せたようだ。
また、ベテラン陣も含む他選手との競争について、コーリー・ゲインズHC(ヘッドコーチ)からは「リスペクトがあるからこそ、ハードにプレーしていけばいい」という助言を受けたことも明かした今野。「打てるシュートは絶対打つし、思い切ってプレーする。新しい自分ではないですけど、違う自分で挑戦していきたい」と、プレーへの姿勢を明言している。
普段とはポジションも変わる難しい立ち位置ながら、強気なマインドで成長のチャンスをどん欲に追い求める今野。ベテランと中堅、若手が揃う今合宿で、一つでも多くスキルを自分のものとし、ロスターの座を勝ち取ってもらいたい。
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