2025.07.13

王座奪還を目指す女子日本代表がアジア杯白星スタート…格下レバノンに苦戦しながら4点差勝利

自身初のFIBA公式大会で躍動した薮未奈海 [写真]=fiba.basketball
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 7月13日、中国の深圳で「FIBA女子アジアカップ2025」で開幕。女子日本代表(FIBAランキング9位)が女子レバノン代表(同54位)との予選グループ第1戦に臨んだ。

 2大会ぶりの優勝を目指す日本は、田中こころ(ENEOSサンフラワーズ)、今野紀花(デンソーアイリス)、馬瓜ステファニー(カサデモント・サラゴサ/スペイン)、髙田真希(デンソー)、渡嘉敷来夢(アイシンウィングス)が先発に名を連ねた。

 2連続失点で始まった立ち上がりとなり、第1クォーター開始2分8秒に田中が3ポイントシュートでチーム初得点。渡嘉敷、馬瓜の連続得点で一時リードを奪ったものの、ファウルトラブルに陥ると、0-10のランを許した。薮未奈海(デンソー)、星杏璃(ENEOS)が3ポイントで反撃。それでも、相手を止められず、16-26と10点のビハインドを背負った。

[写真]=fiba.basketball

 第2クォーターは宮澤夕貴(富士通レッドウェーブ)の長距離砲でスタート。今野が積極的なドライブを見せると、髙田、馬瓜、薮の3連続3ポイントで開始4分16秒に同点に追いついた。田中の得点で逆転したあとに再びリードを許したが、薮と東藤なな子(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)の2連続3ポイントで41-36。終盤には田中も加点し、44-41で試合を折り返した。

 第3クォーターは星の3ポイントでスタート。点差を広げられない展開が続くなか、川井麻衣(デンソー)、栗林未和(東京羽田ヴィッキーズ)といったベンチメンバーも得点を挙げ、56-50で終了した。

 開始4分47秒に1点差まで詰め寄られた第4クォーターは、髙田が2本のフリースローを沈めると、薮がリードを5点に戻すレイアップを成功。相手のタイムアウト後には5本目の3ポイントを射抜いた。終盤に2点差まで迫られたものの、72-68で逃げきり。苦戦を強いられながら白星発進に成功した。

 初戦から全選手を起用した日本は、FIBA公式大会初選出の薮がチーム最多19得点と躍動。日本代表初選出の田中が11得点と続いた。

 なお、14日の第2戦で女子フィリピン代表(同44位)と対戦する。

[写真]=fiba.basketball

■試合結果
日本 72-68 レバノン
JPN|16|28|12|16|=72
LBN|26|15|9|18|=68

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