2025.07.14

日本代表・ハーパージュニア「学ぶことがすごく大切」課題浮き彫りの韓国遠征2連敗

3Pを連続で沈め8得点を挙げたハーパー[写真]=小永吉陽子
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 7月13日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング21位)が、韓国で行われた国際強化試合GAME2で韓国代表(同53位)に69-84で敗れた。韓国遠征2連敗を喫した試合後に、ジャン・ローレンス・ハーパージュニアが取材に応じた。

 2試合ともにベンチスタートだったハーパージュニアは、GAME1で無得点に終わったものの、佐々宜央アシスタントコーチに「もっと自分の武器を使え。アグレッシブに、気持ちで負けるな」と背中を押されてGAME2へ。その言葉通り、第1クォーターからディープスリーを決め、約18分のプレータイムで8得点3リバウンド2アシストを記録した。

 オフェンス面で積極的にアピールした一方で、第2クォーターと第3クォーターは守備が機能せず一方的な展開に。「2、3ピリらへんで自分たちのディフェンスが崩れて、コミュニケーションミスとかも結構多くて、相手にいいシュートを打たれていたと思う」と反省した。

 果敢に3ポイントシュートを放ってきた相手に対し、「自分たちはずっと気持ちよく打たせていて、相手に打たせないように、もっとプレッシャーをかけてドライブさせようという話とかもしていたんですけど、それがなかなかうまくいかなかった」と最後まで修正できず。「自分たちらしいディフェンスができなかったからこそオフェンスにつながらなかった」と、後手を踏む悪循環を断ち切れなかった。

 チームとしては課題が浮き彫りになる2連敗となってしまったが、アジアカップ代表入りを目指す22歳は「この経験から学ぶことがすごく大切だと思っていて、もう終わったことはしょうがない」と前を向く。引き続き自身の最大の武器であるディフェンスも前面に出し、「ガードとして前からプレッシャーをかけるので、ディフェンスは背中でみんなに見せれたらいいなと思っています」と力を込めた。

 日本代表は今後、7月19日と20日にLaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ東京ベイ)で行われる強化試合『SoftBank CUP 2025(千葉大会)』でデンマーク代表(FIBAランキング59位)と対戦。8月5日からサウジアラビアで開催される『FIBAアジアカップ2025』に参戦する。

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