2025.09.02

辻直人が「逆に力をもらえる」とコメント…2019年から続く社会貢献活動『スリーピース』

辻本人が群馬小児医療センターを訪問
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 群馬クレインサンダーズに所属する辻直人が、社会貢献活動「スリーピース」の一環として8月31日、群馬県の群馬小児医療センターを訪問し、寄付・寄贈式典を行った。

 辻が取り組む「スリーピース」活動は、2018年に闘病中の少年と出会ったことをきっかけに始まった。2019年から「バスケットボールを通じて社会貢献を」という理念のもと継続されており、1本の3ポイントシュートにつき3,333円を積み立て、その資金を病気や入院生活を送る子どもたちに寄付している。

 2024-25シーズンに辻が成功させた3ポイントシュートは127本。その積立金423,291円に加え、試合会場でファンから寄せられた募金359,527円を合わせ、総額782,818円が寄贈品や寄付金として子どもたちに届けられた。

 当日は病院関係者に迎えられ、贈呈式が和やかな雰囲気の中で執り行われた。辻から目録が手渡され、病院側からは感謝状が贈られた。式典後には院内を見学し、病気やケガと闘う子どもたちと交流する時間も持った。

入院中の子どもたちとの交流を楽しんだ

 辻は「僕が皆さんの力になりたいと思っていますが、子どもたちと会うと逆に力をもらえる。もっと頑張りたいと思わせてくれる」とコメントし、「子どもたちと直接言葉を交わすことで、活動の意義を改めて実感できた。僕だけでなく、チームやリーグ全体にこうした活動が広がっていってほしい」と続けた。さらに「オープンハウスアリーナにて募金をしてくださった皆様もありがとうございました。皆様の想いが子どもたちの力になっています。協力してくださる企業やファンの方々が年々増えてきていることも大きな励み。支えてくださる皆さんと一緒に、より多くの子どもたちに力を届けたい」と思いを語った。

スリーピース」は、平和(Peace)、パズルのピース(Piece)、ピースサインの3つの意味を込めた取り組み。バスケットボールを通じて笑顔を広げ、社会に貢献する活動として定着している。

今後の活動にも期待

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