2025.11.06

群馬の辻直人、トップリーグ通算3P成功1500本の金字塔…B1通算1000本にも王手

通算1500本の3ポイントを決めた群馬の辻直人 [写真]=B.LEAGUE
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 11月5日に千葉ポートアリーナで行われた「りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON」B1第8節、群馬クレインサンダーズアルティーリ千葉で、群馬の辻直人がキャリアの大きな節目となる記録を達成した。この試合で3ポイントシュートを決め、Bリーグの前身であるJBL/NBL時代からのキャリアを合算した「トップリーグ通算3ポイントシュート成功数」で1500本の大台に到達。チームも88−79でA千葉に勝利し、記念すべき日を白星で飾った。

 記録まであと2本で迎えたこの試合、辻はファーストシュートで3ポイントを決め、大台まであと1本と迫った。第1クォーターを22−22の同点で終えると、第2クォーターも一進一退の攻防が続く。後半、ついにそのときが訪れる。第3クォーター残り時間6分31秒、トレイ・ジョーンズのアシストを受けて放たれたシュートは放物線を描き、リングへと吸い込まれた。これが、辻の長いキャリアにおける1500本目の3ポイントシュートとなった。

 この日、4本の3ポイントを決めた辻はB1通算3ポイント成功数を999本とし、次節で達成が見込まれる1000本の大台にも王手をかけた。ちなみにB1通算3ポイント1000本成功は富樫勇樹千葉ジェッツ)、安藤誓哉横浜ビー・コルセアーズ)に次ぐ史上3人目となる。

 試合後、辻はクラブを通じてこの記録について、コメントを寄せた。

「意識していましたよ。というか個人通算1500本よりもリーグ通算1000本もあと1本じゃないですか。

 でも本当に川崎(ブレイブサンダース)、広島(ドラゴンフライズ)、群馬と3チーム渡り歩いて、この1500本っていう道のりは本当に長かったですし、いろんなことあったなと振り返って思います」

 そして、今後のキャリアについては、さらに大きな目標を掲げた。

「ここからさらに伸ばしていきたいと思ってます。ほんまは2000本いって引退したいです。1500本終わったので1600本に向けて頑張りたいなと思います」

 節目となる記録を達成した辻は、稀代のシューターらしく、すでに気持ちは次への目標に切り替わっている。衰えを知らない36歳のベテランの今後のパフォーマンスに注目が集まる。

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