2025.09.11

琉球U18、香港国際大会に挑戦…「沖縄を世界へ」胸に名城と宮里が意気込み語る

国際大会への意気込みを語った名城(左)と宮里 [写真]=琉球ゴールデンキングス
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 琉球ゴールデンキングスU18は、9月13日から14日にかけて香港で開催される「GOAT Lab International Rising Youth Invitational Tournament Hong Kong 2025」に出場する。第1回となる今大会には琉球U18をはじめ、香港、アメリカ、オーストラリア、マレーシアから計6チームが参加し、優勝を争う。

 出場チームの中には、元NBAドラフト全体1位指名でMVPを獲得したデリック・ローズ氏がかつてプレーしたシカゴのSimeon Career Academyや、パティ・ミルズ(ロサンゼルス・クリッパーズ)が所属していたオーストラリアのIndigenous Basketball Teamなども名を連ねており、琉球U18にとっては世界の強豪と対戦する機会となる。

 キャプテンの名城寿唯は、今大会を「世界」を体感する貴重な場と捉えている。

「自分たちは『インフロニア B.LEAGUE U18 ELITE LEAGUE 2025』、『インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025』、『インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2025』の3タイトルを全部取りに行くという目標の下、練習に取り組んできています。INTERNATIONAL CUPの優勝を目指すにあたってシーズン途中での海外遠征・国際大会出場の経験はとても大きいと思っています。練習で取り組んできたことが正しいかどうかを一人ひとりがチャレンジし、感覚をつかみたいです」(名城)

 宮里俊佑は、直前まで「FIBA U16アジアカップ2025」に日本代表として出場。日の丸を胸に国際大会を経験した。

「何度も国際大会に行けるのは当たり前ではありませんし、誰もができる経験ではありません。勝負である以上は試合結果にもこだわらないといけませんが、勝敗以上に世界との違いを肌で感じることが重要だと思います」(宮里)

 名城は3ポイントシュートやディフェンスを強みとし、「外から見るのとコートで体感するのは違う。新しい感覚や経験を得たい」と語った。宮里も「いつもやっていることができなくなるのが国際大会。練習から世界をイメージして取り組むことが大切」と意識を高めている。

 琉球U18は今夏、新たに浜口炎ヘッドコーチを迎えた。名城は「難しい時間帯から立て直す力を今のうちにつけたい。キャプテンとしてどう振る舞うかを意識したい」とコメント。浜口HCも「海外のチームと戦う経験は今後のバスケット人生にとって大きなこと。戦う姿勢を示してほしい」と述べている。

 大会は香港の「Tsuen Wan Sports Centre」で行われ、6チームが2組に分かれて総当たり戦を実施する。各組上位2チームが準決勝に進出し、最終日の14日に決勝や順位決定戦が行われる。琉球U18は「Indigenous Basketball Team」「GOAT Lab」と同じグループAに入り、初の海外での国際大会に挑む。

 名城は「海外で寝食を共にすることで団結力をさらに強めたい」と語っており、チーム一丸となって世界の舞台に臨む構えだ。

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