2025.11.25

日本代表は“9番手”「難しい戦いになりそうだ」FIBAがW杯アジア予選出場16チームを格付け

今夏のアジアカップは9位だった日本代表[写真]=fiba.basketball
バスケ情報専門サイト

 11月25日、国際バスケットボール連盟(FIBA)は、11月27日から12月1日にかけて行われる『FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア地区予選Window1』を前に、出場16チームを格付けする“パワーランキング”第1弾を公開した。

 今回のパワーランキングは、今年8月に開催された『FIBAアジアカップ2025』の結果がベースとなる結果で、アジアカップ3連覇を果たしたオーストラリア代表(FIBAランキング6位)がトップに君臨。同大会で3位だったイラン代表(同26位)が2番手、準優勝だった中国代表(同27位)が3番手で続いた。

 トム・ホーバスヘッドコーチが率いる日本代表(同22位)は、FIBAランキング上ではオーストラリア代表に次ぐ好位置につけているが、アジアカップでは準々決勝進出決定戦でレバノン代表(同30位)に敗れ9位フィニッシュ。今回のパワーランキングでもライバルたちの後塵を拝す“9番手”に格付けされた。

 日本代表について、FIBA公式サイトは「渡邊雄太がキャプテンとして再び代表に戻ってくるが、Window1は依然として難しい戦いになりそうだ」と苦戦を予想し、その理由として、これまで国際大会で輝きを放ってきた河村勇輝がNBA挑戦のために不在であることを紹介。「成長著しいバスケットボール新興国である日本は、前回のアジアカップでも『ベストプレーヤー不在』の状態で戦っており、現在“ルネサンス”とも言える好調ぶりを見せているチャイニーズ・タイペイを相手に、どこまで渡り合えるのか不安視する声もある」と綴った。

 なお、今回のアジア地区予選グループBに入ったチームでは、中国代表が3番手、韓国代表が7番手、チャイニーズ・タイペイ代表が5番手と、いずれも日本より高評価。 

 日本が11月28日と12月1日に対戦するチャイニーズ・タイペイ代表については、アメリカでプレーするNCAA組が不在となるものの、新たにジョセフ・リンが代表入りすることにも言及。「彼の加入は、日本撃破を狙うWindow1に向けて、そして代表全体にとっても、疑いようのない大きなプラス材料だ。リン本人にとってはもちろん、最近引退した兄(ジェレミー・リン)にとっても『夢の実現』と言える出来事だろう。そしてチーム全員が、この機会を忘れられないものにしようと意気込んでいるはずだ」と、伝えた。

 FIBAが発表したワールドカップアジア地区予選のパワーランキング第1弾は以下の通り。

▼W杯2027アジア地区予選パワーランキング第1弾

1位 オーストラリア(グループA)
2位 イラン(グループC)
3位 中国(グループB)
4位 ニュージーランド(グループA)
5位 チャイニーズ・タイペイ(グループB)
6位 レバノン(グループD)
7位 韓国(グループB)
8位 フィリピン(グループA)
9位 日本(グループB)
10位 ヨルダン(グループC)
11位 サウジアラビア(グループD)
12位 グアム(グループA)
13位 カタール(グループD)
14位 シリア(グループC)
15位 イラク(グループC)
16位 インド(グループD)

男子日本代表の関連記事

日本の関連記事