10時間前

日本代表2連勝で“格付け3位”に急浮上…FIBAがW杯アジア予選のパワーランキング更新

アジア予選を戦う日本代表 [写真]=Getty Images
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 バスケットボール男子日本代表が2連勝の好スタートをきった『FIBAバスケットボールワールドカップ2027 アジア地区予選 Window1』。FIBAは公式サイト上で出場16チームの“勢い”を格付けしたパワーランキング第2弾を公開した。

 Window1の結果を受け、アジアの勢力図は改めて大きな動きを見せている。トップに立ったのは前回に続きオーストラリア代表。盤石の戦力と安定した試合運びは健在で、アジア最強のポジションに揺らぎはない。今後も優勝候補筆頭として走り続けることは間違いないだろう。

 2位には韓国代表が浮上した。中国代表に対して2連勝という鮮烈な結果を残し、前回の7位から一気にジャンプアップ。卓越したゲームコントロールと執念のディフェンスは、アジアの舞台で再び存在感を取り戻しつつある。

 そして3位には日本が入った。Window1での連勝が高く評価され、前回から6ランク上昇。チームの成熟度と安定感のあるパフォーマンスが、順位にも如実に表れた形だ。Window2以降も勢いを維持できるかが鍵となる。

 4位はフィリピン代表。Window1ではグアム代表を圧倒し、勢いそのままに上位へ食い込んだ。地元開催でも強さを発揮しつつあるだけに、今後の上位争いに加わる可能性は十分だ。

 続く5位にはイラン代表。今回は3つ順位を落としたものの、選手層の厚さと高さを生かしたバスケットは相変わらず健在。Window2以降での巻き返しが期待される。

 中位には、今回のランキングで最も注目されたチームが並ぶ。カタール代表は前回から7ランクアップの6位。躍動感あふれるプレーで、アジアの“ダークホース”として頭角を現した。ヨルダン代表(7位)やサウジアラビア代表(8位)も確かな成長を示し、今後の勢力図をさらに混沌とさせている。

 9位以下では、ニュージーランド代表、レバノン代表、中国、チャイニーズ・タイペイ代表、イラク代表などが苦戦を強いられた。特に中国はWindow1の連敗が響き、前回の評価から一転して大幅にランクダウン。ワールドカップ常連としては厳しいスタートとなった。

 下位にはグアム、インド代表、シリア代表が並ぶ。グアムはワールドカップ予選初参戦として健闘はしたものの、勝ち星には届かず。インドは若手主体ゆえ伸びしろは大きく、Window2以降の成長に期待したい。

 今回のランキングは“勢い”を測るものであり、最終結果を保証するものではない。それでも、アジア全体の現在地が明確に表れる指標であることは間違いないだろう。Window2からは各国の修正力、継続力が試されるフェーズに入る。アジアの勢力図はまだまだ動く。次の戦いが今から楽しみだ。

▼W杯2027アジア地区予選パワーランキング第2弾
※+-は前回のランキングからの順位の変動を表す

1位 オーストラリア(グループA) –
2位 韓国(グループB)+5
3位 日本(グループB)+6
4位 フィリピン(グループA)+4
5位 イラン(グループC)-3
6位 カタール(グループD)+7
7位 ヨルダン(グループC)+3
8位 サウジアラビア(グループD)+3
9位 ニュージーランド(グループA)-5
10位 レバノン(グループD)-4
11位 中国(グループB)-8
12位 チャイニーズ・タイペイ(グループB)-7
13位 イラク(グループC)+2
14位 グアム(グループA)-2
15位 インド(グループD)+1
16位 シリア(グループC)-2

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