2017.01.07

【オールジャパン女子準決勝プレビュー】リオ五輪メンバーを擁する名門同士が火花を散らす

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 準決勝のもう一つのカード、シャンソン化粧品シャンソンVマジックと富士通レッドウェーブの組み合わせも、オリンピアンが火花を散らす好勝負になりそうだ。

 シャンソン化粧品のエース本川紗奈生は、世界に通用するドライブが武器。そのスピードを止められる者は国内にはおらず、富士通としてはある程度の失点は覚悟しなければならない。同じくオリンピアンである三好南穂の3ポイントも警戒が必要。また、今大会で大ケガからようやく復帰を果たした河村美幸がゴール下で力強い動きを見せ、シャンソン化粧品の攻防に新たなオプションをもたらそうとしている。

 富士通の町田瑠唯は、本川とは札幌山の手高校で全国制覇を達成した同期であり、オリンピックでもチームメート。サイズは違うがリーグ戦ではマッチアップもしており、クセもよく知る本川をどこまでリングから遠ざけられるかがカギになりそうだ。その他、やはりオリンピックに出場した長岡萌映子も好調。惜しくもオリンピックメンバーから外れた山本千夏や、3連覇を果たした時の大黒柱だった三谷藍の3ポイントも脅威だ。

 かつては大会の主役を張った両チーム。女王復権のチャンスをつかむのはどちらか。

文=吉川哲彦

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