2019.12.21

再スタート図りたい両チーム、ゴール下のリバウド争いが勝敗に直結

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琉球ゴールデンキングスvs京都ハンナリーズ(@沖縄市体育館)
第1戦:12月21日19時5分、第2戦:12月22日14時5分

 西地区同士の対戦、2位の琉球ゴールデンキングスと5位の京都ハンナリーズが琉球のホーム、沖縄市体育館で対戦。このマッチアップは2節前、12月11日に今節の会場と同じく沖縄市体育館で行われ、この時は80-60で琉球が京都を一蹴した。琉球のトップスコアラーはデモン・ブルックスで19得点、2番手は田代直希で17得点となっている。また、2得点に終わった満原優樹だが実に13リバウドをゲット。12得点11リバウンドでダブルダブルを達成したジャック・クーリーとともにゴール下を制圧したのだった。

 12月16日、琉球は佐々宜央ヘッドコーチの解任を発表し、20日に藤田弘輝アシスタントコーチのHC昇格を発表。佐々HCに解任はクラブだけでなくファンにとってもショッキングなニュースだったと言えるだろう。プレッシャーの強いディフェンスを軸に、特にチャンピオンシップでは西地区の代表として東・中地区の強豪チームとも互角の戦いができるチームに育て上げた佐々HCの功績は大きい。チーム全体でその意思を継いでいくことになるはずだ。

 対する京都は11月3日からまさかの10連敗と厳しい状況が続いている。その間に西地区の5位まで順位を落としてしまい、それまでの好調ぶりが嘘のようだ。確かにこの間、Bリーグの強豪チームとの対戦が多く対戦相手に恵まれなかった一面もあるが、ここを乗り越えていかなければチャンピオンシップに進出して勝ち上がることもままならないだろう。

 今回の対戦では、京都はその反省を生かしたい。その際は外国籍選手がジュリアン・マブンガジェシー・ゴーバンだったが、リバウンドで圧倒された数字があるだけに、デイヴィッド・サイモンでインサイドの弱さをカバーしたい。反対に琉球としてはインサイドでの優位は死守したいところだ。安定したリバウンドを得るためにも激しいディフェンスが不可欠になる。藤田HCのもと、佐々HCが構築したバスケをしっかりと継承したい。


■ロースター

・琉球(ヘッドコーチ:藤田弘輝)
石崎巧
福田真生
並里成
デモン・ブルックス
長谷川智伸
岸本隆一
寒竹隼人
田代直希
満原優樹
小野寺祥太
ユージーン・フェルプス
ジャック・クーリー

・京都(ヘッドコーチ:浜口炎)
ジェシー・ゴーバン
中村太地
村上直
綿貫瞬
鶴田美勇士
岡田優介
玉木祥護
松井啓十郎
ジュリアン・マブンガ
内海慎吾
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン

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