連敗脱出の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、“愛知ダービー”を制して反撃の足がかりとしたい

バスケットボールキング編集部

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名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

2020.01.25 15:05 T.O.
試合終了
ドルフィンズアリーナ

シーホース三河

■名古屋ダイヤモンドドルフィンズvsシーホース三河（＠ドルフィンズアリーナ）
第1戦：1月25日15時5分　第2戦：26日15時5分

　この直接対決に敗れれば勝率で並ばれるという正念場で、名古屋ダイヤモンドドルフィンズが島根スサノオマジックに粘られながらも競り勝ち、9連敗に及んだ長いトンネルから脱した。第1クォーターに29得点を叩き出した名古屋Dは、第2クォーターに26失点を喫しながらもリードを保つ。第4クォーターには最大9点のリードをひっくり返されたものの、笹山貴哉の3ポイントなどで再び優位に立ち、最後は6点差で逃げきる形となった。3ポイント8本の爆発を見せた第14節を最後にシューティングスランプに陥っていた安藤周人が、今季2本目のダンクを披露するなどして15得点と久しぶりに存在感を誇示。笹山も5試合ぶりの2ケタ得点と、日本人の2枚看板が復調の気配を見せたことは大きな収穫だ。

　名古屋Dが今節迎え撃つのは好調のシーホース三河。前節は三遠ネオフェニックスに苦戦を強いられ、第4クォーターには一時9点リードを許して暗雲が立ち込めたが、クリス・ジョンソンと森川正明の3ポイントで息を吹き返し、粘る三遠を4点差でかわした。前々節に10分未満の出場で11得点を挙げた森川は、金丸晃輔から出場時間を奪って16得点をマークする活躍だった。これでリーグ戦8連勝の三河は、その8試合のうち6試合が1ケタ点差。特に最近4試合がすべて1ケタ点差と、勝負強さが蘇ってきた。

　シーズンの折り返し地点で連敗をストップし、士気を上げてシーズン後半は攻勢に転じたい名古屋D。今季はこの2試合のみとなる三河との愛知ダービーは、反撃の足がかりにはうってつけだろう。そのポイントはベンチメンバー。森川の台頭があったとはいえ、選手起用が固定化されてきている三河に対し、名古屋Dは体力面で上回りたい。成長著しい木下誠が2試合続けて欠場しており、そのコンディションが気がかりだが、その2試合で貴重な働きを見せた満田丈太郎がコート狭しと走り回り、三河の疲労を誘うことができるか。

文＝吉川哲彦

■ロースター
・名古屋D（ヘッドコーチ：梶山信吾）
小林遥太
 満田丈太郎
 イシュマエル・レーン
 菊池真人
 張本天傑
 安藤周人
 中東泰斗
 笠井康平
 中務敏宏
 西田優大※特別指定
ヒルトン・アームストロング
 笹山貴哉
 ジャスティン・バーレル
 木下誠