新体制での初勝利を目指す島根スサノオマジック、新潟アルビレックスBB撃破へのキーマンは佐藤公威

吉川哲彦

島根スサノオマジック

2020.02.08 14:05 T.O.
試合終了
松江市総合体育館

新潟アルビレックスBB

■島根スサノオマジックvs新潟アルビレックスBB（＠松江市総合体育館）
第1戦：2月8日14時5分第2戦：2月9日14時05分

　島根スサノオマジックは、前々節から指揮を執っている河合竜児アソシエイトコーチが前節にホームデビューを果たすも、千葉ジェッツに連敗。1戦目は第1クォーターに30失点を喫したところから粘り、何度も僅少差には迫ったものの、その都度突き放されて最後まで追いつくことができなかった。

　2戦目は第1クォーターで4点リードを奪い、第3クォーター中盤までは接戦を演じたものの、その後オフェンスが空回り。結局第3クォーターに10得点しか奪えなかったのが響いた。西地区最下位脱出が徐々に遠のきつつある状況だが、まずは2節連続のホームとなる今節に河合体制での初勝利を目指し、残留プレーオフ圏外に一歩でも近づきたい。

　同じく残留プレーオフ圏内にいる新潟アルビレックスBBは、前節の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦で1勝1敗。1戦目は立ち上がりから得点が伸びず、第2クォーターに29失点で大差をつけられると、そのまま抵抗できずに28点差での大敗。28本放った3ポイントが5本しか決まらず、逆にこのところ低調だった名古屋Dの3ポイントは13本被弾した。

　それでも、ロースコアゲームとなった2戦目は4点差で白星。3ポイントは前日に続いて低確率だったが、フリースローを15本中1本しか外さなかったのが効いた。中地区3位の富山グラウジーズとの2勝差、同2位のシーホース三河との4勝差はいずれも維持。残留プレーオフ圏脱出とチャンピオンシップ圏内を再び視野に入れるには、今節の連勝が不可欠だ。

　一昨季もホームとアウェーの両方で対戦したこの顔合わせは、今季も第26節に新潟のホームで組まれている。両者ともに、第1ラウンドの今節にまず先手を取っておきたいところ。特にその意欲が強いのはホームの島根のはずだ。今季はあえいでいるとはいえ、昨季中地区優勝という目覚ましい結果を残した古巣を、佐藤公威はどう迎え撃つか。リーダーとしてチームを鼓舞するその姿に大きな期待が寄せられる。

文＝吉川哲彦

■ロースター
・島根（ヘッドコーチ：鈴木裕紀※職務停止中）
佐藤公威
 後藤翔平
 ロバート・カーター
 山下泰弘
 北川弘
 坂田央
 阿部諒
 相馬卓弥
 納見悠仁※特別指定
大﨑翔太※特別指定
安部潤
 ドゥワン・サマーズ
 ブライアン・クウェリ
 頓宮裕人
 神里和