2020.02.07

アルバルク東京はインサイドの守備を修正したい、横浜ビー・コルセアーズは新指揮官の采配に注目

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アルバルク東京vs横浜ビー・コルセアーズ(@アリーナ立川立飛)
第1戦:2月8日15時5分 第2戦:2月9日15時05分

 現在26勝9敗で東地区2位につけているアルバルク東京だが、前節までのアウェイ3連戦を1勝2敗で終えたことで千葉ジェッツに1勝差まで迫られた。川崎ブレイブサンダースとの前節第1戦は、第3クォーターだけで5本の3ポイントを浴びて計27失点。一方のオフェンスは15得点とこの10分間で引き離された。さらに第4クォーターでは、藤井祐眞に一挙17得点を献上してしまい10点差で敗戦。計86失点と相手のオフェンスを止めきれなかった形となった。

 しかし、続く第2戦ではリベンジに成功。第1戦で差をつけられた第3クォーターは、7−16とまたしてもつまずいたが、第2クォーターを27−17として前半で“貯金”を作れたことで踏みとどまった。そして、最終クォーターは15本中12本のフリースロー、要所で須田侑太郎が3ポイントを決めて逆転。最終スコア72−68で3連敗を阻止した。

 4試合ぶりにホームのアリーナ立川立飛に戻る今節の相手は、2月1日に福田将吾氏のヘッドコーチ就任が正式発表され、新たな航海に出た横浜ビー・コルセアーズ。その横浜も大阪エヴェッサとの前節を1勝1敗で終えた。2戦ともに競り合いとなるも、第1戦では第4クォーター残り12秒、新加入の赤穂雷太が相手のスローインをスティールすると、そのままワンマン速攻を決めて熱戦に終止符を打った。第2戦は最初の10分間で30得点を奪ったが、その後は追いつかれてオーバータイムへ。延長戦では残り1分から計37得点19リバウンドを許したジョシュ・ハレルソンの3ポイントを皮切りに差をつけられ、7点差で敗れた。

 第12節で相まみえた際は、A東京が敵地で2試合とも横浜に快勝。A東京は今回も確実に2勝をもぎ取りたいところだが、気がかりなのはインサイド陣のディフェンス。前節はニック・ファジーカスに2戦合計68得点と荒稼ぎされており、横浜のレジナルド・ベクトンも2戦連続で“ダブルダブル”を記録している。大黒柱のアレックス・カークが守備でも貢献できるかがポイントになりそうだ。対する横浜は、新指揮官が王者を倒すべくどんな采配を振るうかに注目が集まる。選手では3試合連続2ケタ得点中のアキ・チェンバースに期待。田中大貴との日本代表候補対決を制して勝利を呼び込めるか。

■ロースター
・A東京(ヘッドコーチ:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基※インジュアリーリスト
安藤誓哉
ケビン・ジョーンズ
正中岳城
ザック・バランスキー
須田侑太郎
ミラン・マチュワン
菊地祥平
竹内譲次
平岩玄
笹倉怜寿※特別指定
田中大貴
津山尚大
アレックス・カーク
小酒部泰暉※特別指定

・横浜(ヘッドコーチ:福田将吾)
ジェームズ・サザランド
橋本尚明
レジナルド・ベクトン
ホール百音アレックス※特別指定
アキ・チェンバース
ハンター・コート
牧全
田渡凌
秋山皓太
竹田謙
エドワード・モリス
ウィリアム・マクドナルド
生原秀将
小原翼
赤穂雷太※特別指定

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