2020.02.07

地区首位同士が激突! ロシターvsファジーカスの帰化選手マッチアップに注目

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宇都宮ブレックスvs川崎ブレイブサンダース
2月8日15時5分、2月9日15時5分(@ブレックスアリーナ宇都宮)

 今節大注目の対戦だ。ともに27勝8敗でリーグトップの勝率を誇り、東地区、中地区の首位に立つ宇都宮ブレックス川崎ブレイブサンダースが、ブレックスアリーナ宇都宮で相まみえる。ちなみにこのカードは開幕節で対戦。その時は指揮官デビューを果たした佐藤賢次ヘッドコーチの思い切りのいい采配もあり、川崎が2連勝した。

 ホームの宇都宮は1月25日の大阪エヴェッサ戦に敗れて以来、4連勝とペースを上げてきた。天皇杯準決勝で主力を欠く川崎に敗れたショックは癒されてきたといえるだろう。前節は日本中のバスケファンの注目を集める高校生Bリーガー、河村勇輝擁する三遠ネオフェニックスと対戦したが、「初戦を振り返ると、前半はいい出来だったが後半の出来は悪かった。しかし、第2戦では40分間選手がやり続けた」と安齋竜三HCは評価。この試合、ティップオフ直後に7-0のランを見せた宇都宮は、第4クォーターには相手の得点を「6」に抑える堅いディフェンスを披露。途中加入のジャワッド・ウィリアムズが両チーム最多の14得点を挙げるなど、チームにフィットしてきた点も宇都宮にとっては好材料だ。

「良い部分は全員で把握して、レベルアップできるように準備したい」と、安齋HCは川崎戦に向けて気持ちを新たにした。

 対する川崎は天皇杯以降、2勝4敗という成績で連勝がなく、安定感を欠いている印象を受ける。やはり篠山竜青マティアス・カルファニという主力2人の不在は大きく、それだけ他のメンバーに負担をかけていることに起因しているのだろう。留守を預かるニック・ファジーカス辻直人藤井祐眞に負担はかかるが、川崎としては若いメンバーも含めてチーム全体でここを乗り切りたい。

 宇都宮はライアン・ロシター、川崎はファジーカスとともに帰化選手を擁するだけに、外国籍選手2名を加えたローテーション、さらには3人同時起用があるかなど、ベンチワークにも注目が集まる。また、ロシター、ファジーカスともリーダーとしてチームの支柱であるだけに、バスケ以外での活躍も勝利には不可欠だ。

■ロースター
・宇都宮(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太※インジュアリーリスト
ジャワッド・ウィリアムズ
ジェフ・ギブス
比江島慎
テーブス海※特別指定
遠藤祐亮
竹内公輔
田原隆徳
渡邉裕規
山口颯斗※特別指定
鵤誠司
橋本晃佑
ライアン・ロシター
栗原貴宏
山崎稜
喜多川修平

・川崎(ヘッドコーチ:佐藤賢次)
藤井祐眞
林翔太郎
青木保憲
篠山竜青
増田啓介※特別指定
辻直人
鎌田裕也
マティアス・カルファニ※インジュアリーリスト
ニック・ファジーカス
ジャマール・ソープ
大塚裕土
熊谷尚也
長谷川技
ジョーダン・ヒース
水野幹太※特別指定

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