2020.02.07

滋賀レイクスターズは今節での勝率5割突破を狙う、三遠ネオフェニックスはイーバンクスの奮起に期待

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

滋賀レイクスターズvs三遠ネオフェニックス(@守山市民体育館)
第1戦:2月8日14時05分 第2戦:2月9日 13時10分

 勝率5割到達まであと1つとしていた滋賀レイクスターズ。シーホース三河と戦った前節、1戦目は第1クォーターで出遅れた上、その後もリードを広げられて57-82で完敗を喫した。しかし、2戦目は全く逆の展開。第1クォーターを10失点に抑え、その後も全クォーターでリード。終わってみれば81-57と前日のスコアをほぼひっくり返した形となった。

 あと1アシストでトリプルダブルだったクレイグ・ブラッキンズに加え、シェーファーアヴィ幸樹もプロ初の10リバウンドで、ジェフ・エアーズを含めた3人が2ケタリバウンドをマーク。齋藤拓実も7アシストと、個々の持ち味が存分に活きた。唯一3ポイントだけが2戦を通じて今一つだったが、狩野祐介らの奮起で今節こそは勝率5割突破を狙う。

 三遠ネオフェニックスは前々節に急きょ欠場となった河内修斗ヘッドコーチが前節も出られず、鹿毛誠一郎アシスタントコーチが代行。前半だけで50失点を喫した1戦目に続き、2戦目も87失点で連敗となった。1戦目は5人が2ケタ得点をマークするなど良いところもあったが、2戦目は第4クォーターがわずか6得点に終わるなど計50得点とまり。ロバート・ドジャー河村勇輝の10得点が最高得点だった。3試合連続スターター出場の河村は1戦目も10得点6リバウンド7アシスト3スティールと、すでにチームの軸になりつつあるが、チームはこれで今季2度目の2ケタ連敗。32敗目となり、今季の負け越しも早々に決定している。

 三遠は、デビン・イーバンクスがインジュアリーリストから抹消され、今節から出場可能。スコアラーの復帰で、オフェンス面ではある程度計算が立つようになるはずだ。問題は、現在4試合連続で90点前後にのぼっている失点をいかに抑えるか。その一因となっている相手のオフェンスリバウンドを減らすことを第一に意識しなければならないだろう。イーバンクスにはその面でも、これまでの借りを返す働きが求められる。

文=吉川哲彦

■ロースター
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
齋藤拓実
狩俣昌也
シェーファーアヴィ幸樹
佐藤卓磨
ヘンリー・ウォーカー
中村功平
谷口光貴
ジェフ・エアーズ
高橋耕陽
荒尾岳
狩野祐介
クレイグ・ブラッキンズ
伊藤大司
前田怜緒※特別指定

・三遠(ヘッドコーチ:河内修斗)
ロバート・ドジャー
デビン・イーバンクス※インジュアリーリスト
寺園脩斗
川嶋勇人
北原秀明
太田敦也
柳川龍之介
岡田慎吾
ダシルバヒサシ
西川貴之
鈴木達也
菅野翔太
ミッケル・グラッドネス
ヴィアチェスラフ・クラフツォフ
河村勇輝※特別指定

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