2020.05.09

BREAK THE BORDER賞を受賞した馬場雄大「僕の夢はまだ始まったばかり」

昨年のオフにマブスの一員としてNBAサマーリーグに参加、その後Gリーグのテキサス・レジェンズと契約した[写真]=Gettty Images
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 5月9日の「B.LEAGUE AWARD SHOW 2019-20」にて、Bリーグから初めてNBA挑戦を果たした選手として、テキサス・レジェンズの馬場雄大がBREAK THE BORDER賞を受賞。アワード終了後にオンラインでの記者会見に臨んだ。

 受賞の感想を聞かれた馬場は「挑戦1年目にしてこういった賞をいただけて光栄です」とあらためて喜びを語った。一方で、「僕の夢はまだ始まったばかりですし、達成していないので。これに満足せず、自分の夢を達成した時にまたこういった名誉ある賞をいただけたらなと。それを目指してがんばりたいと思います」と今後の更なる飛躍を予感させるコメントを残した。

昨年9月には海外挑戦に向けた記者会見を実施


 Gリーグで過ごした1年、挑戦当初は得意としていたプレーを表現することに苦戦し、プレータイムも思うように得られなかった。そこで一時的に気持ちが腐ってしまった時期もあると言うが、「初心に戻って、バスケットボールに真摯に取り組むことで周りからの信頼、コーチからの信頼を得ることができたと思います」と語り、自身のプレーについても「試合を重ねるごとに日本でやれていたプレーが向こうでもできましたし、外角シュートの意識というところでも少しずつアジャストできました」と手応えを得ることができたという。

 挑戦1年目を終えての自己評価について問われると、「充実感のある経験ができました。自分と見つめ合うこともできて、それをパフォーマンスにも出せたと思うので、次に備えるという意味では満足のいく第一ステップは踏めたかなと思います」と回答。NBAの本契約を勝ち取るためには何が必要かという質問には「すべての技術においてまだまだ向上しないといけない」としつつ、その中でも1つ挙げたのが「フィニッシュの強さ」。「アウトサイドシュートの強さが上がった分、その中でドライブした時に自分よりもサイズのある選手に対しても決めきる力を持つことができたら、監督の使いやすい選手になる」と今後に向けた課題を語った。 

オンラインでの記者会見で受賞の感想を語った

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